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快適なSingapore(シンガポール)の宿。 [宿]

6月15日(月曜日)
Singaporeへの移動バスの中、ようやく眠れたと思うとすぐに目が覚めたようだ。時刻は午前3時ごろ。バスが走る道路際にはTuas等のSingaporeの地名が出ている。また眠れる感じもせず、その後は起きていることにする。

午前4時ごろ国境に到着。マレーシア出国はパスポートチェックのみであり、荷物はバスに残して向かう。Singapore入国は長い橋を渡った後だ。どうも、Tuasの方に入るようである。Singapore側の建物の光が見える。
国境を越えるという行為には緊張感が伴う。例え悪事とは関係の無い人でも殆どの人はそうであろう。航空機のように空中にある時間滞在した後の入国は、空中での移動中に徐々に緊張感が高まり、実際の入国時はそれへの心の準備がある程度なされていると思う。一方、このような陸路の入国の場合には一つの国からもう一つへの国への移動が殆ど瞬時のうちに行なわれるため、入国と言う行為の緊張感が一挙に高まる感じがする。

入国手続きは荷物も全てバスから降ろして向かう。パスポートチェックの後、荷物のチェックへと向かう。時間が午前4時少し過ぎと言う事もあり、周りには殆ど人がいない。何となく間の抜けた入国審査が終わり、バスはSingaporeの工業地帯から街中へと向かい始める。

バスのスピードが周りの他の車に比べてもかなり遅い。マレーシア人である運転手がSingaporeで違反で捕まることを恐れているのであろうか。いずれ、こちらとしても時間は早すぎるので、もっとゆっくり運転してもらっても一向に差し支えない。午前5時半程度と思っていたSingapore到着が、それよりも1時間も早い午前4時程度なのである。目に見える周りの看板が全て英語であるのも何となく奇異である。MalaysiaではMalay語と英語が混じっているからだ。

バスの最終目的地であるLavender St.到着は午前4時半少し過ぎであった。バス降車後、周りを見渡すがあるはずのMRT駅が無い。(MRT = Mass Rapid Transit) どうも到着した場所はLavender St.とは言うものの、バスのターミナルのようであり、周りの人に聞くとMRT駅からは割りと遠くに離れた場所にあるようだ。MRTはまだ走っていないしタクシーに一緒に乗っていくかと他の乗客に誘われたが、宿泊先であるホテルはまだ閉まっているであろうし、もう少し時間を潰してしから向かいたい自分は歩いてMRT駅に向かう事とする。目的のMRT Lavender Stationに到着したのは20分程度してからであった。確かに遠くに離れていた。途中、大きな荷物を引きずって歩く自分にタクシーが盛んに乗車を誘ってきた。やはり駅はまだ営業を始めていない。エスカレーターが止まっている。看板を見ると午前5時半からとなっている。エスカレーター入り口の階段に座って時間が過ぎるのを待つ。

エスカレーターが動き始めたので駅に入る。切符は短距離無線のSuicaと似たもので、目的地のOutram Stationと言う所まではその切符のデポジットSD1.0も含めてSD2.0であった。始発が到着したのは5時45分頃だった。

Outram駅に到着するが、かなりお腹が空いている。見かけたインド人のおじさんに朝食を食べれる場所を聞き、その方向に歩いて行く。大通りの道路際にEating Placeと書いてあるレストランが営業していた。ワンタン麺(スープ付きを頼んだつもりが、スープ無しとワンタンスープになって出てきた)、白ご飯、中国茶、合わせてSD4.0であった。(今の為替レートだと、1Singapore Dollarを2.4倍したのがRinggitとなるようだ。従って、このSD4.0はRM9.6程度となる) 店の人に日本人かと冷やかされながら暫く日記を書くが手持ち無沙汰である。周りのおじいさん達がビールを美味しそうに飲んでいるので、自分もつい飲んでしまう。Tigerの大瓶がSD6.0だった。ビールの値段は何となくMalaysiaと似たようなものである。他の物価に比べるとビールの値段は比較的安いのかもしれない。この時点でまだやっと午前7時少し過ぎだった。
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聞くと大通りが探している道路だった。New Bridge Rd. ビールの酔いを感じながら、ゆっくりと荷物を引きずって歩いていくと、予約してあるホテルが入っているアパートが見えてきた。
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エレベーターで最上階の25階まで上がる。エレベーターを降りるとWelcomeと書いてあり、部屋らしきところに入っていくとそこが共有のリビングになっているようだった。その時点でまだ午前8時前だったが、働いている女中さんのような女性が来て名前を聞かれる。ちゃんと予約名簿に名前は書いてあったようで、もう部屋は準備してあるよ。ラッキーだったね、と言われる。

リビングやシャワーは共有であるが、部屋は普通のホテルと何ら変わりがない。今までの安宿に比べるとまさに別天地の感である。殆ど普通のホテルと同じで、これで料金が朝食込みでSD65である。日本円にすると5,000円弱だ。Singaporeの街中のホテル料金はかなり上がっているようであり、ここのSD65はかなり安い部類に入るであろう。RMに直すとRM154となるが、そもそもSingaporeでは無理をして安宿に泊まるつもりは無かった。ここはWEBで探して電話で予約を入れていたのである。
 
部屋でテレビを見るなども久しぶりだ。シャワーを浴びて部屋のエアコンで冷気を楽しみながら、テレビを見て暫く寛ぐ。洗濯の値段を聞くとSD10と言う。安くはないが久しぶりに綺麗に洗ってもらうつもりでお願いをする。

リビングが広く気持ちが良い。暫くそこで本を読むが、やはり睡魔が襲ってくる。お昼の時間でもあり、食事を兼ねて外に出てみる事にした。

木陰はまだ良いが日の下に出るとやはりかなり暑い。KLよりも暑い感じがする。7-11があったので値段をチェックしてみる。コカコーラ缶 SD1.8, Tiger ビール小缶 SD6.0, RMに直すと、コカコーラ缶 RM4.3, Tiger ビール小缶 RM14.4となる。単価の数字がMalaysiaと同じで、為替分が高くなっている気がする。それにしても結構な値段である。

昼食は大通りに出たところにある高峰麺家という食堂で食べる。メニューもあるが経済飯もある。牛肉炒め物、青物炒め物、玉子豆腐(多分)炒め物、それにご飯でSD2.5であった。中国茶も頼むがホットが出てきてしまう。SD0.5。経済飯のお味は美味しかった。今までのMalaysiaとは違い、ここでは店の人に頼んでよそって貰う方式であった。
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もう少し街をぶらつこうかと思ったが、目的地も無く、またとにかく暑いので快適な部屋に戻ることにした。部屋でブログをアップしたり、テレビを見ながらして過ごすが、やはり眠くなってしまう。時間を決めて寝ようと思い、目覚ましをセットして午後2時から午後4時半まで眠る。眠りも至って快適である。起きて暫くテレビを眺める。

夜8時過ぎ、今度は夕食を取りに外に出る。部屋が快適なので何となく外には出たくないが、外に出ると意外と夜風が快適だった。

夕食は同じ高峰麺家にする。経済飯はやっていない模様で、メニューから選ぶ。麺家なので麺にしようと思い、お奨め印が付いているFish Head Noodle SD4.5なるものをお願いする。白ご飯も頼む。飲み物はアイスレモンティーでSD1.5だった。暫くして料理が来るが、オーダーをした店のお姉さんがやってきて間違いだと言う。見ると結構美味しそうな麺である。値段を聞くとSD5.0とのこと。構わずこれを食べる事にした。その代わり、ご飯はただにしてくれると言う。間違ってしまったものを出したサービスのようである。

後でお姉さんに聞くと、ユイカイマイハンなる麺である。恐らくユイカイはYe Kaiで魚塊なのであろう。とても美味しかった。中国酒も入っていると思われる白いスープ、細いスパゲッティ見たいな食感の麺、それに揚げた白身魚が沢山入っている。特にこの魚が美味しかった。唐辛子が漬けてある醤油に付けて食べると絶品だった。魚自体を食べるのも久しぶりだったが、本当に美味しかった。中華料理が良いなぁーとSingaporeで感じる。
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ホテルへの帰り道、見つけていた別のアパートの下にある売店でビールを落花生を買った。ビールはTigerの500ml缶でSD4.4、落花生はSD1.2である。こうしてみると7-11がかなり高い感じがする。7-11が高いというのは万国共通のようだ。

ホテルの共有スペースのキッチンには冷蔵庫もありゲストも使える。冷蔵庫にビールを冷やしておき先にシャワーを浴びる。熱いシャワーの熱を部屋のエアコンで取り、冷えたビールを飲みながら落花生をつまむ。今この時にも、Singaporeか、KLか、Penangでは、安宿の暑さにもんもんとしながら寝苦しい夜を過ごす節約旅行者がいることであろう。後ろめたい気はするが、ここは快適である。

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