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朝のお仕事 [滞在生活]

朝は家では誰よりも早く起きる。

夏などは4時50分程度に目覚ましを掛け起きるようにしているが、ここ最近は寒さが増し日の出も遅れてきたので2015年11月5日(木曜日)の今朝などは5時20分に目覚ましで起きた。

起床すると最初のお仕事が待っていてそれは職場に持っていくコーヒー淹れとお弁当のオニギリ作りだ。オニギリはいつも2個。

我が家でコーヒーを飲むのは妻と自分の二人だが、ネットでまとめ買いする豆を電気グラインダーで挽いて、電気ポットで沸かした湯を使いフィルターで淹れて飲んでいる。

朝のお仕事のコーヒー作りでは遠足ポットに入れて持っていく分の分量を作るので、普通の家飲みカップでは一杯14グラム程度の豆の量のところを24グラム程度を挽いて淹れる。細かい自分はキッチン計りでいつもきっちんと計っている。

グラインダーは米国滞在時に買ったものでガガガガガァーと相応の音がする。寝ている家族からいつ文句が出るかと緊張する一瞬でもある。内壁にこびりついた粉を叩き落とすためにグラインダーをガンガンと家具に叩きつけたりするから尚更だ。それでもこのグラインダーは10年以上は使っているから頑丈そのものである。道具は頑丈が一番だ。

フィルターではじっくりと淹れたい。沸騰して電源が切れたばかりの電気ポットを電源台座から外して手で持っていれるのだが、LIFEのうっちゃんのように「美味しくなぁ~れ、美味しくなぁ~れ...」と呪文唱えながら、満遍なく回し淹れながらだとなかなか疲れるし、朝の気が急いているときはなかば苦行に近い。

ところで、電気ポットで湯を沸かしている間には、時にはコーヒー豆の計量、そしてグラインドをする場合と、あるいはキッチンカウンターにオニギリ用に敷くラップを裁断して敷き、そこに冷蔵庫からオニギリのサイズ用に裁断されて販売されている海苔パックを取りだし、海苔をそれぞれ敷いて準備してしまう場合もある。

茶事、あるいは厳密な作業工程の実行とは違い、その時々でマチマチだ。実は、こういうマチマチ、その時々によって違う行為があると、気持ちが楽になるということもある。何でもかんでも効率効率だと人は疲弊して人生など嫌になってしまうではないか。

オニギリには炊きたてご飯が最適だ。握り上がりが違うし、大事なお米が握ってる間にポロポロとこぼれたりもしない。今朝は昨晩に炊いたのを再加熱したご飯だったのでポロポロ米を出来るだけ少なくなるよう気を使った。自分のような貧乏人にはポロポロ米はとても悲しい。

オニギリを握る工程の前には当然しっかりと準備も整えねばならない。

具体的に言うと、先に述べたラップおよび海苔の準備の他、握りながらまぶす塩、そして具の準備だ。自分の場合、具は最近は梅干しばっかりだ。正直これはつまらないが致し方ない。いずれ、これらをきちんと所定の場所に配置しておく。

オニギリを握る時はご飯茶碗を使う。殆どのオニギラーはきっとそうだと思う。

そのご飯茶碗にオニギリ半分の分量のご飯を杓文字(シャモジ)ですくってのせ、そして自分の場合は梅干しをそのパックから他の梅干しに触らないように気を付け1個だけを指でつまんでポイと中心付近に置く。申し遅れたが当然オニギリを握る前にはしっかりと手は洗っている。そして、その載せた梅干しがその中心位置からずれないよう、残りの半分の分量のご飯を載せて覆い、杓文字でペタペタと形を整えるように抑え少し固める。再加熱のご飯だとこの場面でも炊きたてご飯の時よりも少し強い力が必要となる。

そののち、茶碗に載せたオニギリを塩の容器の近く、自分の場合はキッチンの流し、に持っていき、容器の中の他の塩を出来るだけ湿らさぬように注意しながら、オニギリにまぶすのに使う分量の塩を片手の掌、自分の場合は左手の掌の真ん中位にポイと置く。

この塩の量は人によって当然様々であろう。塩すなわち健康の敵と見なす人は多いが、塩気の少ないオニギリは自分にとってはとても不味い。まぁ~そうは言っても自分も塩分摂り過ぎはダメダメ教育を主に妻から受けているので、適当に抑えてはいるが。

さて、ここからがオニギリ作りの佳境、握りの工程である。

NHKの数年前の朝ドラに「ごちそうさん」があった。放映後に主演のお二人である杏さんと東出さんがめでたくご結婚され、真面目そうなカップルでもあり好感がもたれ、末長くお幸せにと思ったりしている。そして最近、杏さんは渡辺謙さんの娘さんだと初めて知りびっくりしたりなど。

それは良いのだが、この「ごちそうさん」で杏さんが(もちろん役中でだけど)彼女お得意のオニギリを握る際に、分量の塩を掌に取って両手の掌ですりすりと馴染ませ、そしてオニギリを握るのを自分はとても関心をして見たのだった。私もこれを真似ていて、この握り方をする度に杏さんを思い出すこととなる。

最後に、自分の昼食はこのオニギリ2個のみである。朝食も前の晩のおかずで極めて簡素に終わらせるので、様々な栄養素を含む食事は夕食のみとなっている。

寝る前の食事の摂りすぎは慎むべきとされているが、仕方ないではないか。それに、これは素人判断も良いところだが、ここ2年来この食物摂取パターンで生活していて体調に異変を来すこともないので、消化吸収系を含む体も生活パターンに従って順化するのではないか、などとも思って気休めにしている。

昨日に途中まで書いて一旦筆をおいたこの記事。すでに今日は翌日の11月6日の金曜日だ。昨日と同じで朝日がきれいに昇るのが見え、蔵王もすっきりくっきりと見えた。書き始めるといつも長文の記事になってしまうが、暇潰しの趣味である。金も掛からぬし文章考えるので頭の体操程度にはなろう。

以上、
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