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2019道東 車中泊の旅 その7(5/1(水) Day-4 釧路より知床へ) [観光]

Day-4
2019.05.01 Wed.
区間:釧路市 - 斜里郡ウトロ(所謂知床)
主な経由地:厚岸(愛冠岬&道の駅)、野付半島ネイチャーセンター、知床峠、岩尾別温泉の入り口まで
走行距離:約280km
天気:雨
食事場所:(朝食)セブン-イレブン釧路北大通店、(昼食)道の駅 厚岸グルメパーク(牡蠣コロッケやら蒸牡蠣やら)、(夕食)セブン-イレブン斜里ウトロ店(で弁当を買って車内でむしゃむしゃ)
お風呂:ホテル知床(日帰り温泉、良い湯だったなぁー!!)
宿泊場所:道の駅 うとろ・シリエトク(車中泊)
 
 
5/1(水)の朝は予報通り雨の朝となった。すでに明け方から車の屋根を打つ雨音が聞こえていたがカヌーショップHさんの言う通りの天気だ。
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すでに釧路で1日を観光で過ごしていた我々は、昨晩も夕食の後で寄ってデザートを食べた大通りのセブンイレブンで、簡単な朝食とコーヒーを摂ったあと、雨の中を知床に向けて早々に移動開始する事とした。午前7時少し過ぎだったろうか。仮に天気に問題なくてカヌーをしていたとしても、早朝の5時半にJR細岡駅に集合、終了が2時間か3時間後の8時か9時位、それから釧路を知床に向け出発していただろうから、若干だけ早い時間に出発したことになる。
  
釧路市街地を抜ける前にガソリンも入れた。北海道旅行をネットでいろいろと見て研究していた妻によると「北海道はガソリンスタンドの無い区間の距離も長いから、出来るだけ小まめにガソリン補給はした方が良い。」。今回の旅ではそれを実践したが、満タン航続距離500km、その間にガソリンスタンドが無い区間は果たして流石に北海道にも無いのではないだろうか。
 
釧路からはまず厚岸の道の駅と愛冠岬を目標に定めた。道の駅では牡蠣を食べたくて。厚岸の少し手前、門静という場所までの川沿いの平坦な場所では右手に湿原のような風景を見て暫く走ったが、雰囲気の良い、幻想的な、如何にも北海道という感じの風景だった。
 
愛冠岬は岬の入口に車を止めて、雨の中カッパを着て、誰もいない静かな雨の森の中を歩いて行った。道があまりにも獣、例えば熊が出てきそうな雰囲気があったので、岬の入口にはアイカップ自然史博物館の開館準備に来たらしい若い女性に「この辺にも熊はいますか?」と心配そうに聞くと不思議そうな顔をして「多分、いないと思いますけど…」との事。
 
岬を見ようと先に進むと段々と風が強まってきて、鐘のあるモニュメントが設置してある先端付近は立っているのも大変な位の暴風となっていた。海岸縁の、更には崖上の場所であるから強風なのだろうが、心底「あぁ~、カヌーしなくて良かったぁ~…」と思ったりしたものだ。
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牡蠣はRの付く月以外は食べてはいけない、とは昔アメリカ滞在時に聞いて覚えていたが、もうMay. 昨日までAprilでギリセーフだろうけど、道の駅でも生牡蠣の季節という感じでは無かった。そこで安全も考えて蒸し牡蠣を食べたわけだが、大ぶりでプリプリととても美味しかった。
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次の目的地は野付半島。ノア2世号にはトヨタ純正ナビも付いているけど、何かとスマホの方が便利でナビもGoogle様のお告げに従ってドライブした。そのせいばかりではないだろうが、ショートカットの内陸部、開拓開墾の見本のような別海の土地の真っ直ぐな道路をずっと走っていった。「えっ?こんなところで曲がるの?」という交差点で何回か曲がったけど、下の写真はそんな道路の間近にいた丹頂鶴一羽。門静の途中でも、そして前日の塘路湖でも、見かけた丹頂鶴はどれも一羽で行動していた。そういう生態系なのだろうか。寂しいと言えば寂しいが、それは人間的な感覚というべきであろうか。
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下は野付半島のビジターセンターのトイレ。霧に煙る静かな野付の内湾を眺めながら、自然の摂理に従って老廃物を尿として排出する行為は、シュールで、且つとてもありがたいことに思えたりした。
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野付半島を見た後、標津の街中のガソリンスタンドでまた給油したが、念のため知床峠を越えられるかどうかを店員さんに聞いてみた。何故ならこの先の交差点を左折、西進すれば知床峠を迂回して斜里・ウトロ方面に行けるからだ。店員さんは早速同じ系列の羅臼のお店に電話してくれ「通行止めにはなっていないが、少し先も見えないくらいの濃霧になっている」という。雪を心配したが、それは大丈夫のようだ。後は夜間通行止めになる15時半までに着ければ問題はないであろう。まだ13時であり大丈夫そうだ。
 
サケ系の看板を多く見ながら羅臼へと北進した。羅臼に近づくにつれ雪を被る日本の東の外れの山脈が見え始めた。晴れていればさぞかし綺麗であったろうが、霧の中の山脈はそれはそれで最果てという雰囲気。右側には国後島もはっきりと見えたはずだ。若しかしたらシャチの回遊も見えたかもしれない。見えなかったがために、見えたら、こうだったろう、という空想に浸れるのも旅の面白さだったりして。
  
羅臼は確かに天気が悪かったがすでに濃霧の状態ではなかった。でも車を止めて街中や海を見て回る気分でもなく、まずは安全に峠を越えようと麓の羅臼温泉からくねくねと曲がる道の両脇には豊富な残雪も残る峠道を上り始めた。下の峠での写真のタイムスタンプを見ると14時になっている。すぐ隣に仰ぐように聳えているであろう羅臼岳も全く見えない霧であった。寒いし風も強いし。 
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しかし、ウトロ側に下り始めて中腹程度まで行くとオホーツク海もはっきりと見え始めた。ちょうど天気の変わり目だったのか、明日はすっかり晴れるであろうか、と淡い期待も持った訳だが… 峠を下まで降り、ふと思いついて明日に行くつもりの知床五湖まで行ってみようと知床五湖・岩尾別温泉の方に向かい始めたが、何と知床五湖の数Km手前で渋滞ストップ。我々は最果ての観光地の実態を知り、そこに馳せ参じている観光客の一人でありながらも、今回の10連休の人出効果をここに来て思い知らされた感じだった。
 
下の写真はUターンして岩尾別温泉へ向かう道の近くの、道道93号線の赤イ川に掛かる橋のたもとから。このすぐ近くには分校跡もあり、翌日にバスで知床五湖に向かう際に車中で流れるガイドさんの録音案内から、幼い頃に大鵬関が母親と住んでいた時に関係ある場所らしい。まさか、ここで大鵬関との関わりがある地に来るとは。昭和37年生まれの自分にとって大鵬は紛れもなく大横綱なのです。
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今日の車中泊の場所、道の駅 うとろ・シリエトクに向かい始めたが、さて今晩のお風呂はどうしようとなった。妻がネットで見つけたのがちょっと山の上の方にあるホテル知床の日帰り温泉。少し時間は早いが車中泊のメッカ、シリエトクの道の駅が混むことも予想して早めのお風呂とした。
 
リノベーションしたばかりであろう綺麗な館内を通って、露天風呂のとても良いお湯と、そこからのオホーツク海と目の前を通り過ぎる飛ぶ鳥の姿を眺め、ほっと一息を付いた。あまりにもお風呂が良くて、さらにはホテルも綺麗だし、またすでに(まだ、という表現か?)車中泊2泊して若干の疲れもあったため、帰り際に部屋が空いているか、いくらで泊まれるかを聞いてみた。恐らく空き部屋処分特価なのであろうネット予約では数万円のお値段が一人13,000円で結構と言う!!8割型泊まろうという雰囲気になったけど、二人で26,000円はかなりの出費である。若干(かなり?)後ろ髪を惹かれる思いはあったが「あ~、そうですか。考えます。」と。てっきり泊まるだろうと思っていたらしいホテルの方の納得できない表情を残して、我々は無料宿泊所であるノア2世号@道の駅シリエトクに向かい温泉街をウトロの街に向けて下り始めた。
  
流石にシリエトク、流石に10連休、多くの車中泊車両がすでに止まっていたが、まだそれなりに空いているスポットも多く、我々は国道334号線脇の場所に車を止めることが出来た。車中泊準備を整えてから同じ敷地内にある知床世界遺産センターを見学(紹介ビデオも見ました)、さぁ~、それでは夕食でもと道の駅のレストランに向かうと、なんとすでに閉店。仕方なく、街をぶらぶらしながらセブンイレブンまで行ってお弁当を買い、その帰り道に、セイコーマートでサッポロClassicのビールも仕込み、日も暮れた中、ノア2世号の穴ぐらに入り込んでコンビニ弁当で夕食、寝る前の酒盛り(350ml x 1缶づつ!!)、そしてシュラフの中へと潜り込んで車中泊3晩目の眠りに落ちるのでした。下は唯一の車中泊眠る前のショット。荷物が半端ない車内になっている。
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以上、

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