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2019道東 車中泊の旅 その6(4/30(火) Day-3 釧路観光) [観光]

Day-3
2019.04.30 Tue.
区間:(釧路市観光)
観光活動:釧路市米町界隈、釧路市立博物館、釧路湿原展望台、鶴居どさんこ牧場、サルボ展望台、カヌーポート細岡駅
走行距離:約100km
天気:晴れ
食事場所:(朝食)セブンイレブン釧路千代ノ浦店、(昼食)魚一ラーメン工房(魚醤ラーメン!!)、(夕食)居酒屋酒楽
お風呂:ホテルパコ釧路の日帰り温泉(車中泊場所の道路向かい)
宿泊場所:釧路河畔公園駐車場(車中泊)
  
釧路では湿原観光、特にカヌーにのって湿原を、静かな湿原をゆっくりと巡ってみたい、という主に妻の旅の希望というか目的があった。そのため、今回の出発直前、確か出発前夜4/27(土)の夜にネットで調べて良さそうなカヌーショップに電話を入れ、釧路での二日目、4/31(水)の早朝カヌーを予約したのである。結論になるが当日は雨でこのカヌー体験は実現出来なかった。因みに、これから説明する4/30(火)の夕方には翌日の低気圧の状態、特に風がそれなりに吹くであろうことからカヌーショップの方による中止の判断が出たのである。
 
では、その主目的であるカヌーが出来なかったから釧路はつまらなかったか?というとそんな事は全くなかった。先の電脳日誌で述べた到着当日4/29(月)のちょっとした観光や素晴らしい夕日、美味しい食べ物、これから述べる釧路市内外で過ごした時間は Kushiro is so nice!! という我々の思い出となるのである。
 
さて、初めての車中泊での一晩を過ごした4/30の火曜日の朝は、思いのほか快適な睡眠を取ることが出来、朝7時位にゆっくりと起床したと思う。窓に付けたスクリーンマットを少しめくると外は快晴の雰囲気。駐車場にあるトイレに行ったり、他の車中泊グループの様子を興味深く見たり、着替えを終えてから車を車中泊モードからドライブモードにしたり、あるいはホテルパコにツアー客を迎えに来たのだろうか、翌日の早朝カヌーツアーを予約したをHショップさんのバンをたまたま見つけて、車中にいらっしゃった奥さん?と明日の事で少し話しをしたり、とか。
 
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この日の行程は大体決めていて、まずは釧路市立博物館に行って釧路を知ること、そして釧路湿原を少し歩くこと。ノア2世号で幣舞橋(ヌサマイ)を渡って博物館のある米町側に入っていったが、メイン道路を真っ直ぐに行くことはせず、当然のごとく海沿いに細い道を進む我々であった。丘を登っていくとすぐに現れたのが米町公園の展望台で、そこからは釧路港と遠くかすかに雄阿寒岳雌阿寒岳も望むことが出来た。界隈は寺あるいは教会が多く目につく場所であり、後に博物館で、この米町は釧路が町として栄え始めた最初の場所と知り成る程と納得するのである。
 
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立ち入ることの出来ない釧路灯台をその門からちら見して海の方に向かうと、米町公園にもあった石川啄木の歌碑がまた現われた。バスの回転場らしいところに車を止めて使われていない踏切と線路と海を眺めていると、まずは高齢のタクシーの運転手さんから親しげに話し掛けられて少しお喋り、その後に散歩のやはり高齢のおじさんに話し掛けられてまたお喋り。要約は、彼らからすると「今の釧路は昔に比べてずっと寂れてしまった。なので遠くから観光で人が来てくれるととても嬉しい」というもの。散歩のおじさんからは、石炭の需要あった時は相当に景気も良かった。でも今は駄目。自分の家ではまだ石炭ストーブは使っているけどね… 
 
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近くのセブンイレブンでサンドウィッチやらコーヒーで朝食を摂り、少し車を走らせて博物館へと向かった。入り口近辺で野良キタキツネ?を見かけてラッキーなどとも思ったが、博物館はなかなかに充実していて本当にラッキーと思った次第。釧路の成り立ち、自然、アイヌ文化、丹頂鶴、あるいはマンモスなどなど、面白かった。釧路に滞在して観光したい方々には是非ともこの釧路市立博物館に最初に訪れて欲しいですな。観光の内容もずっと充実すると思いますよ。
 
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博物館を出るときにはすでにお昼に近くて、我々は目当てにしていた魚一(うおっち)魚醤ラーメンをまずは食べに行った。場所は和商市場のすぐ隣のくしろ丹頂市場の中。味は最高ですな。美味しかったけど、また行こうかと手軽に行けないのはとても悲しい。
 
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その後はいよいよ湿原観光。定番?の湿原西側の釧路湿原展望台へと赴き、そこの散策ルートでは一番長い釧路湿原探勝歩道コースを歩いた。展望台は高台にあるので少し歩いた先の木道階段を大分と下っていよいよ湿原の一部となる。残念ながら新緑には早く花も当然あまり咲いてなかったが、殆ど人のいない(多くの観光客はこんな遠くまで歩かず展望台近辺の散策ルートで済ませているようだ)静かで広い湿原を気持ち良く歩くことが出来た。
 
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車に戻り湿原の北側を東西に走る道道243号線を今度は東に進んで、鶴居どさんこ牧場でお馬さんを見て牛乳を飲んで休んで、次は道道1060号線を南下、一部砂利道を通過してサルボ展望台に到着。当地を目指して来たわけではないが湿原の湖(塘路湖)を高台から見てみようと。駐車場に車を止めて10分ばかりの散策路を登って展望台から景色を眺めてみた。あまり期待もせず双眼鏡も持っていったが、親鳥を待つ鷲の雛と思われる鳥や、遠く塘路湖の向こう岸に優雅に空を舞う丹頂鶴を見つけることも出来た。
  
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ところでこの駐車場に止める前にちょっと不審な人物を見かけた。必要もないであろうキャリングケースを転がしながら歩いていた30歳前後の男性。駐車場に戻ってみると砂利道を走ってホコリで汚れたドアの取手に、どうも開けてみようとした形跡が… 若しかしたら展望台に歩いていく観光客の駐車車両を狙う車上荒らしでは、などとちょっと怖くなったり。実害は無かったし、我々の勘違いかもしれないけれどね。
 
塘路湖を過ぎて、達古武湖の南のほとりを進み、翌日の早朝のカヌーツアーの集合場所となっているJR細岡駅を下見に行った。そこは細岡カヌーポートという場所のすぐ近くであり、カヌーを楽しんだ多くの人が、夕方になってカヌーを切り上げようという頃合いだった。
  
見ると翌日にカヌーツアーをしてもらえるとHショップのご夫婦もいて「こんにちわ明日朝のXXXXです。」と声を掛けると、ちょうど自分に電話をしようところだったらしい。「明日の朝は風も強くなりそうで、残念ながら中止に決めたところです。」との事。スマホで見ていた気圧配置も見せてもらったが確かに等圧線がかなり狭くなりそうである。先に述べたように釧路湿原でのカヌーは妻の一番の希望だったが天候による問題では仕方が無い。言えることは「そうですね、またの機会を楽しみにしています。」なのであった。
 
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気を取り直し道路脇の湿原の雰囲気が良く出ている場所で記念撮影。
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達古武湖の南岸をまた戻り釧路市街には国道391号線を南に下っていった。釧路湿原展望台に行くときの上り道もそうだったが、この391号線の下り坂と言い、湿原が比較的高い丘陵に囲まえている事が実感出来るドライブだった。
 
釧路を発展させた産業の名残といえるのか木場の貯水池を右手に眺めながら釧路川の左岸を市街地へと進み、途中右岸へと渡って今宵も同じ車中泊の場所となる釧路河畔公園駐車場へと戻った。観光客、そして明らかに車中泊と思われる車両がすでに相当数止まっていたが、昨晩の場所に近い川側のスポットに車を止める事が出来、車中泊の準備とお風呂の準備も整えてから夕食へと歩き始めた。
  
今晩の夕食の場所は前の日にJR釧路駅のおじさんに教えてもらった釧路駅にほど近い場所の居酒屋さん。少し気の強そうな女将に妻はちょっと不満げだったが美味しいホッケやら蛸刺しやらシシャモやら何やらを食べ、そして帰り道には大通りのセブンイレブンのイートインでデザートやらも食べて駐車場に戻り、前の晩と同じ駐車場の隣の天然温泉ホテルパコ釧路でお風呂。前の晩と同じような顔ぶれが多い休憩室で、少し小腹も減ったのでたこ焼き、枝豆、ビールでお腹を満たして、またまたノア2世号の穴ぐらの中のシュラフに潜り込み、二晩目の車中泊での眠りに落ちるのでした。
 
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以上、

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