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2019道東 車中泊の旅 その8(5/2(木) Day-5 知床五湖、そして勘違い移動) [散歩・登山]

Day-5
2019.05.02 Thu.
区間:斜里郡ウトロ - 由仁PA(夕張郡由仁町)
主な経由地:なし(知床での活動後に勘違い!!でただただ函館に向け走り始めたが由仁PAで力尽きて車中泊)
観光活動:知床自然センター、フレペの滝、(車は道の駅に止めてバスで移動)知床五湖フィールドセンター、知床五湖遊歩道ガイドツアー
走行距離:約360km
天気:雨
食事場所:(朝食)前の晩にコンビニで買っていたパンなど、(昼食)道の駅うとろ・シリエトク(黒カレイの煮付け定食!!)、(夕食)セブン-イレブン東藻琴店
お風呂:なし
宿泊場所:由仁PA(車中泊)
  
  
釧路でカヌー体験出来無かったので、道東旅行のもう一つの主目的地である知床では是非とも何か思い出に残る体験をしたかった。旅行前から考えていた知床でのアクティビティは軽いトレッキングとヒグマも見れるクルーズ船観光の2つ。しかしクルーズ船は結構な値段もするし必要となる時間も考えると段々と億劫になってきた。出発直前に自宅でカヌーツアーの電話予約を取った時、ネットで調べてクルーズ船も予約を入れようかとしたが、その時点ですでに今回は良いかなぁ~と思って止めた次第。
 
知床での軽いトレッキング、この時期の4月下旬から5月上旬は知床五湖の散策がメジャーらしい。コースには2つあって、一般の観光客も歩ける西側の立派な高架木道の短いコース、そして東側の長めの地上歩道と木道が組み合わさった五湖全てを回るコース。但し後者は自然保護とヒグマ被害を防ぐため一般の観光客が許可なく立ち入る事は出来ず、ガイドによるツアーでのみの立ち入り散策が可能となっている。(詳しくは知床五湖のWEBサイトをご覧ください)
 
そこまでは分かっていたが、ガイドの予約の仕方とかが良く分からず、また日程もしっかりと決めた旅では無かったので知床に到着するまで具体的な予約は何も行っていなかった。
 
知床に到着した当日5/1(水)の夕方、さていよいよ明日はどうしようかと思いながら、車中泊の場所の道の駅 ウトロ・シリエトクの中のレストランが閉まっていてがっかりとした後、同じ館内にある観光ガイドのカウンターで知床五湖トレッキングの事を聞くと、やはり前調べの通りガイドが伴わなければ地上歩道は歩けぬ事、ガイド予約は参加者自らガイド会社に電話して予約せねばならぬ事を知った。
  
許可を受けてるガイド会社がリストされているパンフレットをもらい、早速その場から何社か電話するが掛ける先全て明日5/2(木)の予約は埋まっているという。でもその中の一社の方から、若しかしたらAさんに電話すればキャンセル空きのあるガイドさんを紹介してもらえるかもと聞き、早速電話すると彼自身に空きはないが、知っているガイドさんで空きがある方がいるかもとの事。後ほどに折返し電話を貰える事となり望みが少しつながった。
  
道の駅のレストランが閉まっていたので、歩いてセブンイレブンまで行き弁当を買い、店の外に出た時、Aさんから連絡を受けたガイドのIさんという方から電話が入った。「午後1時40分からのツアーでキャンセル空きがあり、二人までであれば受け入れ出来ます」との事。もちろん予約させて頂き、渋滞の状況とかも聞いてウトロからの移動はバスを使う事も決めた。天気がどうなるかはさておき、これで知床の軽いトレッキングは実現出来る事となり、道の駅近くのセイコーマートでサッポロClassicのビールも仕込み、ノア2世号の穴ぐらで二人は祝杯を上げた訳である。
 
その当日の5/2(木)の朝、車中泊3晩目で慣れてきたのか、朝までぐっすりと眠ることが出来て、起床はすでに7時を過ぎていたと思う。しかし、外はポツリポツリと小雨が降っている。大雨になりそうな雰囲気ではないが霧と小雨は覚悟が必要な感じだ。
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本日のメインは当然知床五湖のトレッキングだが、ガイドのIさんとの現地知床五湖フィールドセンターでの集合は午後1時半。それに間に合うバスは道の駅から歩いてすぐの場所にあるウトロ温泉バスターミナル発12時30分である。時間もあるので、まずは車で知床自然センターまで行き、そこから歩いてフレペの滝を見に行くことにした。
 
駐車場にはそれなりに観光客の車が止まっていたが満杯という事もなく、早速と二人で霧の中を散策路に沿ってフレペの滝へと歩いていった。当然、熊鈴を付けて。ヒグマには幸か不幸か出会うことは無かったが、霧の中から現われたエゾシカには少しだけびっくり。最初1頭だけかと思ったが、霧の中をよく見ると沢山いましたね。残念ながらフレペの滝は展望台からも霧で全く見えず。それでも知床をこうやって歩けた事に二人して嬉しさを感じるのでした。
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その後、一旦、ウトロの街中に戻ってゴジラ岩を観光したり、今晩も車中泊するつもりなので車を適当な場所に止め直して、前日は営業終了後で食べれなかった道の駅のレストランで、美味しい「本日の知床旬膳 知床産 黒ガレイ煮付け定食」をとても美味しく頂いたり。
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バス出発は12時半だが余裕をもって早めに歩いてウトロ温泉バスターミナルまで移動した。初めての場所だと不安になる事が多い。バスターミナルの待合室の中の切符売り場で切符を買って、間違いなくバスが来ること、ここで待っていれば良いことを聞いて安心して周辺をぶらぶらとして時間を過ごした。
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バスは定刻少し前に到着。斜里方面から乗ってきている乗客もいるがさほどでもない。このバスターミナルから乗る乗客も我々を入れて10人もいなかったのでなかろうか。座席は半分程度は空いていたと思う。我々は最前列の席に陣取り、バス旅行の気分も味わえるとあってウキウキしながら車中の人となった。
  
途中、車外の景色を眺めたり、道路に居座るキタキツネを見たり(船形山でもニュースとなったが心無い観光客に餌をもらってしまったキタキツネかもしれない)、要所要所で流れるバスガイドの説明のテープの声を聞いたりしているうちに、あっという間に知床五湖フィールドセンター近くまで到着。
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すると予想通り駐車場空きを待つ観光客の車の長い列が出来ている。しかし最後尾にいる交通整理のオジサンに運転手さんが話し掛け、対向車を何台かやり過ごしたあと、バスは反対車線に出て、駐車場待ちで渋滞して止まってる車列を何の問題もなく追越して、ガイドツアー集合時刻の少し前にはフィールドセンターに到着した。
  
フィールドセンターに到着した時は何とか知床連峰の麓が残雪と共に綺麗に見えていたが、そのうち雲に覆われ、雨も時々降るようになってしまった。それでも、大雨になる気配はなくツアーは出来そうか、そんな事を考えながら、周りを見渡したり、オートバイツアラーを見たり、時間を少しだけ潰していると、ガイドのIさんらしい人が現われたので「XXです。」とお声掛けをした。背の高い、ひょろっとした人だが如何にもアウトドアーが似合う、そんな感じの方だ。
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集合時間の1時30分には他の参加者の方も全員集まり、フィールドセンター横に止めてあるIさんのワゴン車に移動して必要な方々は長靴を借りたり、双眼鏡を借りたり。我々は雨具も着ているし長靴も履いているし双眼鏡も準備していたが、自分だけ長靴は借りることにした。持ってきたのが少しぶかぶかだったから。それでもIさんからは「もう、ばっちり準備できていますね!!」とお褒めの言葉。(笑)
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参加者はご家族連れの4名、横浜からオートバイ・ツーリングで来ているという我々と同年代のような男性1名、息子さんが確か北大(東京農大?)の網走キャンパスに入ったばかりで、その息子さんを東京から訪ねて来たというお母さんと息子さんの2名、そして我々2名、振り返って勘定してみると9名だったか。そうするとガイドさん入れて10人。それがこの保護区のガイドツアー1組の定員限度のようだ。
 
出発少し前、フィールドセンターに入り、義務化されているレクチャーを受けた。自然保護観点でのビデオと説明であり、主にヒグマ被害に対する防止策を説明する内容だった。フィールドセンターの職員さんはアメリカのヨセミテ公園で見たレンジャーさんと同じような服装をしており、日本版レンジャーさんかなぁ~、と感心したり。説明をされた職員さんは大阪弁であり、ガイドのIさんも確か川崎の方の方であり、最果てには日本の各地から人が集まっているのである。
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時々かなりの雨も降り天候には恵まれなかったツアーとなったが、いまや言われるまでもなくヒグマがひょいと出てきそうな森のなかの素敵な散策路を楽しめるツアーだった。また当然だが要所要所ではガイドIさんの説明があり、皆で感心したり、質問したり、笑い合ったり、和気あいあい、楽しい時間を過ごせた。ヒグマにはお目に掛かることは出来なかったが、これも幸いと言うべきか。「ホ~イ!!!」パン、パン、パン。とヒグマが出てきそうな場所ではガイドさんが声を上げて手を叩く訳だが、これもこれで、本格的な感じがして好ましかった。天気が良ければ知床五湖の水面に残雪残る知床連峰が映えた訳だろうが、それはそれ、見ることの出来なかった絶景を頭の中で思い描くのも乙なものであろう。
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しかし最果ての雨で体も冷え切ってしまった妻は最後の方では「あ~寒い、寒い…」と少ししんどくなったようである。我々はバスで来て、そして最終のバスで帰るため、地上遊歩道から木道に上がったところにある見晴台で写真撮影した後、皆さんより先にガイドさんと共にツアー出発点に戻っていった。お蔭で最終のバス15:35には余裕持って間に合うことが出来た。寒がっていた妻もバスに乗ってホッと一息付けたようである。
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帰り道、交通事故処理をやっていた。上の道路?から落ちてしまったのか、あるいは曲がりきれずに法面に上がりこんでしまったのか、判然としないけど。
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上の写真が当日の最後の写真。今思うと実はこの知床五湖からのバスでの帰り道から「あ~勘違い!!」事件が発生していたのであろう。寒さからくる疲れと、曇と雨の天候からのガッカリ感を感じながらバスの車中の人となった我々だが、駐車場に戻ったら、もうこのまま夜っぴて函館に移動しちゃおう、と決めていたのだ。
  
つまり、本来はここ知床でもう1泊を車中泊、函館への途中のどこかで車中泊、そしてフェリーで青森に戻る前の晩に函館で車中泊と決めていたのだが、1日の計算間違い、旅行を1日短くするという勘違いをしてしまったのだ。後で述べるが、それに気付いたのは、この翌日の由仁SAから函館へ向かう高速道路の上。それも晴天の!!
 
いずれ、この日は道の駅 ウトロ・シリエトクに止め置きしたノア2世号に戻り、曇りと雨降りの知床から脱出するように、函館に向けて移動を開始してしまった。斜里の「天に続く道」への標識も見送り(すでに夕方で暗くなり始めていた)、斜里から内陸へと入り込み、セブン-イレブン 東藻琴店で店員さんと地元のお客さんのフレンドリーな会話を心和ませて聞きながらコンビニ弁当の夕食を食べて、後はひたすら、時々降る雨の中ワイパーを効かせながら、周りの景色も見えない暗い中を美幌、津別、陸別、足寄と国道242号線をノア2世号を走らせ、足寄から道東高速道路に乗って、本別、帯広… トマムを過ぎた頃からは雨もとうとう土砂降りの本降りとなって、何と峠の最高地点近辺ではほぼ雪のミゾレにも降られる始末。
  
占冠、夕張と下って行くにつれて雨も小ぶりとなっていったが、ガソリンを入れようと思って寄った由仁SAでガソリンスタンドがすで閉まっていたのを見てガッカリと疲れ切ってしまい、他の車中泊の車が何台かいるなか、我々もトイレを済ませて、ノア2世号を車中泊モードへとばたばたとセッティングして、倒れ込むようにシュラフに潜り込んで眠りに落ちるのでした。まだ、勘違いしている事にも気が付かず…
 
以上、

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