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2019道東 車中泊の旅 その2(車中泊の準備) [観光]

2019年5月18日の土曜日、午前9時少し過ぎ。家族はまだ皆んな寝ている。自分は7時頃に置きて洗濯と洗濯干しを終了済。自分もそうだが、連休明けの仕事疲れが溜まっている感じだ。少しづつ書いてきた電脳日誌をアップする。
 
我が家でNOAH2世くんを最近購入したことは以前の電脳日誌で述べた。NOAH2世くんとは2019年型のNOAH WXBである。このNOAH2世くんで車中泊を行なうべく、妻と相談しながら検討・準備したのが以下の内容。
 
因みに、自分は車中泊には懐疑的で出来れば「車中泊なんてやりたくな~い」派であったことをまず述べておく。妻が職場同僚や個人的なお友達から車中泊の事を聞き今回実施に至った訳だが、では今回の7泊8日の旅行、うち6泊を車中泊した(1泊はフェリー船内泊)経験を振り返ってどうか?という問に対しては「お金があればやっぱ宿に泊まりた~い」というのが本音。
  
では、節約するための車中泊は苦痛のみであったか?というと、全くそういう訳ではない。至って快適に眠れたし、今回の道東の旅は連休中で他の車中泊旅行者がとても多い中で行ったから不安を感じることも全く無かった。「節約旅行を快適に出来るのが車中泊さ!!」そのように自分として理解しているところだ。
  
さて、車中泊の準備は大まかに次のものである:
A. 寝台の導入
B. 窓塞ぎの方法
  
その他に寒さ対策としての電気毛布およびその電源の確保などある。今回の旅には電気毛布の使用が必須であろうと予想し、アマゾンで6万円程度の大容量のポータブルバッテリを調達し、電気毛布も持参したが結局使うことはなかった。
 
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A. 寝台の導入
NOAHは座席をフルフラットにして寝ることは可能だ。但し、このフルフラットとは「フルフラットに近い」というもので、座席の凹凸は無論、寝かせた状態の座席にある程度の傾斜が出来る事も避けられない。他メーカーのモデルも程度の差こそあれ状況は同じであろう。方や、我々がいつも眠るところは畳の上。(ベットの方々も当然多数いるが、我々は何と言っても畳派です)そのため、妻に言わせると「快適な睡眠を得るため本当の意味でのフラットは絶対に外せないわ!!」ということになる。
 
妻は日曜大工が得意でちょっとした家具など自分で作ってしまう。(ホームセンターの加工サービスを使ってね)今回の寝台は彼女の構想案を自分が実現しただけものであり、そのコンセプトは以下のものだ:
①四側面板のボックスで寝台板のベースとする。
②この寝台板ベースボックスはトランク側に大きめを1個、その他に小型2個を2ペア、合計5個とし、小型2個は入子構造としトランク側ボックスに入れられるようにする。また、これらボックスは荷物の収納にも使えるようにする。
③寝台板は縦2枚に配置、それぞれ半分で折り畳み(蝶番)出来る構造する。
④寝台不使用時はトランク用寝台ベースボックスにそれ以外の入子形状の寝台ベースボックスを収納、そこに折り畳んだ寝台板を置いて椅子として使用、空いたスペースでお茶などを外の景色を眺めながら楽しめるようにする。
    
結果であるが、半分は成功(眠るのはとても快適だった)、半分は要改善(荷物の置き場所にとても困った)であった。
  
旅行前に全てが整い、妻と二人で確認のため、入子構造のボックスをトランク用ボックスに収め、その上に折り畳んだ寝台板を載せて後部の椅子とし、それに脚を組んで二人して座り「車内からこうして寝台椅子に座って、車内で淹れたコーヒーを飲みながら、湿原やら海岸線やらの外を眺められるなんて、素敵じゃん、最高じゃん!!」と語り合ったりしたが、結果論からすると、そんなのはドリーム夢心地空想に過ぎす(我々にはね)旅行中の実情は機会があれば外に出たい「車中のこんな狭っ苦しいとこに居たくないわい!!」が現実でした、参考まで。(汗)
 
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さて、ボックスも寝台板も全て妻の日曜大工の残材の厚み12mmの合板で作ったが(カットは近場のダイシンさんでしてもらいました)寝台板は丈夫でたわむことは全くなく、その上にキャンプ用のマット(スポンジ板にアルミフィルムが貼ってあるホームセンターならどこでも買えるマット)を2枚ほど重ね、厚手の毛布を敷毛布代わり敷いて、当人達はそれぞれのシュラフに入って快適に眠ることが出来た。因みに枕はもちろんいつものを持参して使用した。
 
寝台の傾斜についても述べておきたい。
  
まず、車両の駐車だからある程度の寝台の傾斜は避けられず、よほどのフラットな駐車場所で、且つタイヤ下に板等を敷いて高さを調整せねばちゃんとした平行は確保出来ないと諦めた方が良いと思う。
  
妻との車中泊初日の寝台セットを、函館から爆走し到着した釧路河畔公園駐車場で行ったが、車両を駐車場の良さげなスポットに停めてから、荷物が多いと寝台のセットは本当に大変だ!!という現実に改めて気付き冷や汗をかきながら、それでも寝台を何とかセットし、寝台板に水準器をおいて、タイヤ下へ板を噛ませたり、果てはジャッキまで使って出来る限りの水平を得ようとした。でもそんな面倒な事はこの日だけで、それ以降は多少傾斜があろうが、必ず頭側を上にするようにすれば問題なく眠ることが出来た。なので経験則で言えば傾斜なんて適当でいいんじゃない?である。
  
ところで、上は我々の今回の日数の少ない、天候も台風みたいに大きく崩れなかった旅行での感想だ。傾斜は別として高校同級生O君に受けたアドバイス(彼は古ジャッキも1つくれた)「強風の時はジャッキをコツンと当てるだけでも車が揺れず快適に眠れるはずだ。」はその通りと思う。
 
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さてさて、困った事は荷物の置き場所である。今回の寝台コンセプトでは荷物は寝台ベースとするボックス(合計5個)に収納するというものだったが、実践によってこれは機能しないことが分かった。
  
まず、寝台のセットは面倒くさい、ということ。荷物をどかして(これは外の地面の上になってしまう)寝台をセットして、そして寝る準備を整えて(マットや絨毯を敷いたり、電気毛布を敷いたり、シュラフを敷いたり、枕を置いたり)、そして荷物を戻す、あるいは前の座席に置く… 
  
初日の釧路河畔公園駐車場で初寝台セットを実践した時に我々が即決したことは「もぉ~、寝台はこのままずっと旅行中はセットしっ放しにしようよ!!」であり、事実そうしたし、これにより荷物を寝台ベースのボックスに収納するというコンセプトは淡くも消えた訳である。
 
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この荷物の置き場所についての改善策はまだ真剣に考えていないが、基本、車中泊の旅に出る時は寝台はセットしっ放しになると思うので、そうなると必然的に寝台ベースのボックスを荷物収納にする事はなくなる。恐らく、寝台ベースをボックスではなくパイプ状のものにして、寝る準備が整っている状態の寝台板(の一部)を容易に持ち上げて、そこに荷物を入れられるようにする、事が改善策になると思われる。
 
この項の最後に安全確保について述べておきたい。
 
幸い我々の今回の道東の旅では事故は何もなく無事に帰宅する事が出来たが、高速道路を多用したので日頃スピードを出して運転する機会の少ない我々にとっては、時間短縮は出来るというメリットはとても大きかったものの、事故に対するストレスも相当なものであった。
 
ここで述べたいことは、このストレスとは別に、高速走行で急ブレーキなどを踏んだ時は車内の固定されていない重量物が凶器になる、という事。従い重量物の固定には十分な配慮が必要と自分は考えている。今回の寝台セットは12mmの合板を使ったのでそれ相応の重量があり、自分はタイベルト(荷締めベルト)を使い、後席の床面の金具とチャイルドシートを固定するために設置されているトランクゲート脇の金具に固定した。(写真は上を参照)
 
参考にしてもらえれば幸いだ。
 
B. 窓塞ぎの方法
まずはプライバシーの確保のためである。我々は熟年夫婦で、従い若者のカップルと違い車中であれに及ぶという事はないが(本当??)着替えの時は無論、夜間にご飯を食べる、酒盛りをする、などの時に外より覗かれることを好む者ではない。
 
そしてもう一つは言わずもがなの防寒のため。冷気を遮るにはガラス面にマットなりを貼る必要がある。
 
我々が行ったのも他の車中泊の方が行っているのと同じ方法で、ホームセンターから窓用の防寒マットを買ってきて、車両の各窓の採寸をしてカットして使用するというもの。
 
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上の写真には無いが最終的には窓に面するフィルムのの外側にダイソーから買ってきたカラーボード(黒)を貼り付けた。これは車両外から見た時に銀マットのギラギラが見えると明らかに車中泊と分かり「不審者に狙われやすいわ!!」と言う妻の危惧によるものである。
 
一番大変だったのが採寸。不要なダンボールを使って型紙を作ったりしてやったが、いやぁ~本当に面倒で大変だった。これは出来合いをネットで買ったほうが良いかもしれないと思う。
 
また、この窓塞ぎは防寒・目隠し対策には十分なるが、夏は灼熱オーブン状態になってしまうので違う方策が必要となる。これはまだ考えていない。 
 
以上、

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