蔵王ライドで二度得した気分でした… 貧乏人の自分は… [自転車]
2015年10月26日の月曜日の午後8時過ぎ在自宅。美味しく家族皆で夕食を頂きお風呂にも入ったところで、ブログでも書こうと思う。蔵王の事であり、貧乏人の自分が得した気分をご披露したいからだ。
先週の金曜日に我が愛車TM3.1 (Trek Madone 3.1 2012年もの)で蔵王を越え山形駅から輪行で帰ってきたことは先のブログ記事で述べた：「2年振りの蔵王ライド」http://travelling.blog.so-net.ne.jp/2015-10-23
記事にも書いたが登りでも寒さを感じ、下りでは震える寒さであったし、道路公団？が冬季閉鎖準備をしていたし、そしてまた、ネットでお知り合いの方にギリでの蔵王ライドであった事のご示唆を受け、そうであれば、そうであらば、是非とも近々に蔵王に雪が降って欲しい！！そうすれば自分のライドの価値が増すではないか！！と貧乏人の自分は思い始めていた訳である。そして昨日の冬型の気圧配置で強風である。これは若しや？？と思っていた。
自分の仕事場は仙南であり、毎朝ここ名取市の那智が丘から県道名取岩沼線？の街道を使い、阿武隈川にぶつかって4号線の南方面にのる。そうするとほぼ正面に不忘山、少し右側の奥に刈田岳が見える。雲の掛かる日は掛かる日で、快晴の日は快晴の日で、蔵王の山が少しでも見えればその日一日が上首尾に進むような心持ちになり、そして斎藤茂吉の次の歌が思い浮かんで来る
陸奥（みちのく）をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中に立つ
「白桃」 １９３４年（昭和９年）作
そして今日であるが、稜線に山形側から少し厚い雲はのしかかっていたが、ほぼ蔵王連峰の全容を望むことが出来た。そして、運転しながらであるので凝視は出来ないが、刈田岳の上の方が白くなっているではないか！！
あれは雪だ、雪に違いない、とは思ったものの、やはり何らかの方法で確かめてみたい。職場に到着後ネットで色々と探すがなかなか最新情報が見つからない。そうして見つかったのが蔵王町役場農林観光課さんが運用しているウェブサイトのライブカメラである： http://www.town.zao.miyagi.jp/kankou/webcamera/
だがノイズが掛かっているような感じで良くわからない。しか～し、良く良く見てみるとカメラのレンズに雪が付着しているような…
恐らくそうであろう、雪であろう、とは思いながらも疑い深い自分はカメラが正常に稼働しているのか確認するためにお昼にまた同じライブカメラを見てみたが、ちゃんとお釜が写っていたし、かすかに白いっぽい雪らしいのも地面に少し見えた。
なので、間違いなく雪であろうと確信・得心した自分であるが今日の夜のローカルニュースで雪の降った山の様子(蔵王か栗駒か、あるいは泉ヶ岳か定かではないが)も放映していたのでまず間違いないであろう。
…と言うことで、大分と記事が長くなってきてこうして書いている自分も疲れてきたが、金曜日に蔵王に登って、二度得した気分になった貧乏人の自分でありました。
ところで、斉藤茂吉では次の笹谷峠を詠った歌も好きだ：
ふた国の生きのたづきのあひかよふ この峠路を愛しむわれは
「霜」１９４２年 (昭和17年)
そして思ったのが、蔵王あるいはその周辺の峠道である。エコーラインは恐らく観光用道路、あるいは古くは修験者の道として作られた道と思うが、笹谷あるいは二口は茂吉の歌う通り生きのたづきがあい通った峠であろう。笹谷とエコーラインは幸いにしてライドで峠を越えることが出来た。しからば、いつか二口峠(実はMTBではほぼ峠越えをしているが)、そして不忘山の南の林道の峠を越えて山形側に入りたいものだと… 来年のライドのネタも出来たと思う。
以上、
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