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ライド: ツーリング断念。転じてナイトライド番外編となる。 [自転車]

殆んど大河ドラマを見ることはないが今の「八重の桜」は別で毎週録画して欠かさず見ている。一つは同じ東北の会津であること、近代史であること、そして、こっそりカミングアウトして言うと綾瀬はるかちゃんが可愛いからだ。ズーズー弁も良い。今回、その会津、および米沢を、自宅から自走して二泊三日でキャンプツーリングする事を企て、たまたま休みもとれたので一気呵成に出発した。
 
 
このキャンプツーリング、好きな自転車で遠方に出掛け、好きな自然のもとで寝起きするすることに魅力を感じ、手持ちの2台の自転車のうちの1台、20年選手のMTB(マウンテンバイク)Trek 7000を自称ツアラーに仕立てて(T7Kツアラー)、虎視眈々と狙っていたものだ。

たまたま先月の北米出張後の代休を取っていなかったものだから、同じくたまたま仕事上の制約の少ない週末となったので、昨日の2013年7月5日(金曜日)に代休を取り、金土日と3日掛けて実行しようと思い立った。それが水曜日の事。

T7Kツアラーへのツーリング荷物取付けの段取りは事前に終わっていたものの、実際の荷物の準備は全くしていなかったので、前日の木曜日の晩に夜中まで掛けて何とか目処を付けた。

しかし、重量が半端無く重い。これでは坂を思うように登れぬと思い、自炊料理は断念してすべて外食と決めて、関係するコンロやら食器やら燃料ガスのボンベやらを取り除いた。

それでも体重計使って調べた重量は車重含めて25kg。普段乗っているロードバイクが恐らく10kg程度だろうから、それよりも何と15kgも重い。

まぁ~、それでも何とか走れるであろうとは思ったが、これが今回のツーリング断念に至る重要な要因となるわけだ。

当日は日の出と共に走りだし、余裕を持って初日の宿泊予定の猪苗代湖の小石が浜キャンプ場に到着しようと思ってはいたものの、仕事の疲れと前日の深夜までの準備のせいで翌日の起床は結局6時半頃になってしまい、「あまちゃん」を妻と一緒に見てからの出発となってしまった。

ところで、考えていた日程とルートは:

day 1: 
自宅 - 小石が浜キャンプ場 
135km

day 2: 
会津観光 (十六橋、飯盛山、会津若松城、善龍寺 なよたけの碑、会津武家屋敷(西郷頼母邸)
そして、米沢経由で南蔵王キャンプ場 
150km

day 3
自宅 まで 
60km

↓ 自宅出発時にパチリしてもらった。この時からすでに小雨。
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↓ 4号線船岡バイパスの高架橋過をぎたところでパンク。タイヤ見ると小さなガラス破片が刺さっている。えっ?何でこんなんでパンク?とこの時も思ったのだが。さらにパンク修理していると仕事で緊急の電話。結局その場から携帯電話から国際電話とかすることに。かんべんして欲しいが…
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パンク直しはチューブ交換で済ませた。持参した替えチューブは2本。まだ1本残っているし何とか大丈夫だろうとは思ったものの、何となく懸念が…

パンク修理終わる頃には雨脚が強くなり、その後はカッパ着たまま土湯峠の麓まで走ることに。

↓ 土湯峠への登り始めでようやく大休止。作ってもらったオニギリと、福島入って国見に下ったところのコンビニで買ったカロリーメイトを腹に入れる。(この選挙ポスター、おもろいおもた。支持政党かどうかは別としてね)
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その後、土湯の長い直登ルートを、途中の果物屋さんの優しいお姉さんに給水ボトルにお水をもらって「氷も入れましたよ!!」と言われて、惚れちまうがなぁ~!!などとほくそ笑みながら、途中やはり足つき休憩して休みながら、なんとか土湯峠のホントの麓まで到着。

しかし、びっくりしたのは土湯峠の変わり様。登ってきた直登の道も以前は無かった気もする。何と言っても前回は30年近くも前の事。到着するまでは素直にまたあのくねくね道を登ってと思っていたが、どうも新たにトンネルが出来て様子が一変しているようだ。

すでにここまで到着するのに体力をかなり使った感のある自分は、もうトンネルで楽をしようと思い、トンネルに進む。しかし、道路際にちょっとした表示があり、自転車 ”も” だめ、とある。でも期間があったりして分かりづらい。結局、「よぉー分からん」と自分で結論付けてトンネルを登っていく。

そしてトンネル出ると、またパンク!! パンク状態をタイヤ上から確認するとまたまたちっさいガラスの破片がするっとタイヤを突き抜けている。これを見てようやくと自分は気づいた「あいやっ!!タイヤが重量に合ってねんでぇね~の?」と。
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少し逡巡したが結論は早かった。このまま、会津に下ったらパンク、パンクで帰れなくなるであろう、Uターンして帰ろう、と。

…と言う事で、DNFの途中棄権で、今登ってきた道を下り戻ることに。でも、せっかくパンクの原因となる重い荷物の主因であるテントもあるし、キャンプしようかなとスマフオで検索掛けたが、なかなか良い所がない。そして決めたのが、もう夜っぴて走って自宅まで帰ろうと。

福島市街地に入る前の115号線沿いのラーメンショップで福島ネギ味噌ラーメンと餃子5個を食べて、「あ~、うめぇ~」と感じいった後は、淡々と走るのみ。国見過ぎて宮城県に入ったところの白石手前のコンビニで休憩した以外はただただ走り続けた。

白石からの下り基調の道ではずっとクルクル回しっぱなし。MTBでロードバイクライドの通常のケイデンスを超えるような鬼の走りを、雨で、さらに交通量も多い国道で、ままよっ!!と後方用のちゃっこいボントレガーの赤色灯を点滅にしたものと、前方を照らすその名も”閃”の光を頼りに走り続け、自宅に到着したのが午後10時少し前。

今回も良い勉強を、ダメージの少ない形でさせてもらったと思う。
さて、次にキャンプツーリングする時には丈夫なタイヤを入手してからにしようと思う。

以上、
2013年7月6日(土曜日)午後10時半過ぎ。
自宅にて、らじる★らじるのFMのFMシアター「天空の道標」を聞いて、終戦記念日も近いなと思いながら。会津戦争も、太平洋戦争も、ついこの前のことなのだ、と思うことは、悲観主義者なのだろうか、などと思いながら。
 
 


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コメント 3

やまびこ3

niceありがとうございます。
無事自宅(仙台ですか?)にたどり着かれてよかったです。
by やまびこ3 (2013-07-07 18:21) 

Gecko_sings_at_night

やまびこ3-san, お言葉、誠にありがとうございます。自宅(仙台南隣りの名取市ですが)に到着した時はやはりほっとしました。ナイトライドはやっぱり気疲れも大きいです。
by Gecko_sings_at_night (2013-07-07 18:38) 

One-for-you

仕事が携帯にTPOと時差構わず着てしまうことも…そんな緊急対応が、大切何だろう、と、思いますw
by One-for-you (2013-07-15 00:36) 

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