今日もライド。那智が丘から仙台新港 [自転車]
自転車ライドしているとブログネタには事欠かないようだ。
今日もライドした。
距離: 52.72 km
タイム: 2:36:16
平均スピード: 20.2 km/h
高度上昇値: 275 m
カロリー: 1,072 C
平均気温: 5.9 °C
実を言うと昨晩、今日は最長距離の180km程度を少し考えていた。自宅の那智が丘を出発して、平地をずっと船岡まで、船岡から角田に入り、丸森から伊達市に入り、伊達市から霊山を経由して相馬、あとは浜沿いを上がって戻ってくる。そうすると180km程度は行くようである。平地だし、時間掛ければ大丈夫だろう…と考えていたのだ。
でも今朝起きたら寒さが。その寒さもあるし、何も2日続けて長距離は…という弱気も出てきて、結局この画策は今回は撤収し、その代わりに、やはり平地で仙台新港方面に行こうと決めた。
週末の朝は良く近所を散歩する。いつも行くのが自宅から歩いてすぐの那智熊野神社だ。神社仏閣の所在は大体が森閑とした場所だが、ここもまさしくそうで、小高い舘山の静かな森の中にある。早朝に散歩がてらその静けさの中で参拝するのはどこか心が洗われるようで気持ちが良い。朝の小鳥のさえずりやら、キツツキの木を突くドラミングの音など聴きながらだから尚更だ。
この那智熊野神社の参拝口からは太平洋と仙台平野を一望のもとに見渡せる。今朝もそこでぼぉーっと海や平野を見渡しながら、さて、仙台新港にでも行ってみるか、と思った次第。
自宅からのライドの出だしはいつも百合ケ丘の方面への坂道を登る。ウォームアップの代わりだ。百合ケ丘の海の見える公園とかいう場所から今度は坂道を下ってくるわけだが、今日はそのまま百合ケ丘の坂を下りおりて、名取川の頭首工から名取川南岸沿いの道を閖上に向けて走った。
仙台新港まで行こうとは決めていたものの、懸念があった。それは閖上大橋からの道。その道は塩釜亘理街道なのだが、それなりに交通量が多く、自転車で走るのにはかなり抵抗感があったのだ。今までも何回か閖上大橋を渡った後に、このまま真っ直ぐに仙台新港や多賀城方面に行こうと思ったことはあったが、この道の状態(自転車が走る車道の端っこという意味)と交通量からずっと二の足を踏んでいたのだ。せまっこい道を後ろから車に追い立てながら走るのは本当に嫌だ。後ろから迫り来る車の怖さが２／３、走ってる車に申し訳ねぇーなというのが１／３程度か。いずれ狭く交通量の多い道でロード自転車に乗るのは楽しくない。
今日もそうだった。閖上大橋を渡って、さてさてと思い、逡巡すること暫し、う～ん、やっぱ今日もこのまま帰ろうかと半分以上思いながらずっと先を見渡すと、おっ？結構歩道が広いじゃん！！殆んど誰も歩いていないし、と気がついた。そう、この道は津波でかなりやられた区域であり、それがかなりあるかと思うが、見渡す限り歩行者や自転車の姿が見当たらないのだ。
と言うことで、自分はそこから七北田川を渡る少し手間までのほぼ全区間、まるでヨーロッパのクラシックレースのパべや未舗装路を疾走するカンチェラーラの如く、凸凹や砂利あり砂ありの歩道を走り抜けたのだった。ケイデンスを90から100に保ちながら。後ろから来る車の運転手は「何やってんだ、この自転車おっさんは…」とでも思っただろう。でも、後ろから車に追い立てながら走るよりは何倍も安心だ。
仙台市の荒浜地区。実は震災後に現地を自分の目で見るのは今日が初めてだった。その塩釜亘理線を境とする海と反対側は以前から一面が田んぼでちょっと見た目には震災前とあまり変わらぬように見えるが(実は塩害がかなりひどい地域だと思う)、目を沿岸側に移すと、いまだ津波に跡形もなくやられた荒涼たる光景が広がる。絶句だ。大変失礼ではあるが、走りながら、また片手ではあるが、合掌させてもらった。
さて、仙台新港。ここも予期はしていたが、前みたいに先端の堤防までは立入禁止となっているようであった。でも、サーファーがとても多く、心強く嬉しく思った。
それにしても昨日もそうだが、今日は昨日よりもさらに寒さが厳しく感じられた。仙台新港ではサーファーを眺めながら妻に作ってもらったオニギリをほおばったが、寒さで早々に帰路につかざるを得なかった。
今日のライドは高ケイデンスを割りと維持して走れたと思う。余は満足じゃ。
以上、
2013年3月24日 日曜日 午後4時。
自宅の居間にて、
Sony Music Unlimitedで「イヴリー・ギトリス / チゴイネルワイゼン～ギトリス～バイオリン名曲の至芸」でバイオリンの小品を聴きながら。
でも寒い。貧乏人生活なので多少の寒さと居室人数が少ない時は暖房を入れないが、自分はダウンも着ている。妻はコタツに寝そべってビデオ見ている。良いなぁ～。
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