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’89年の単身アメリカ旅行 - Los Angeles, intoxicated and lost.... 続々編 [’89年の単身アメリカ旅行]

とっとと終わらせるつもりが、いつもの如く話し脱線で、続々編となってしまった。
 
 
前回までのお話し:
「’89年の単身アメリカ旅行 - Los Angeles, intoxicated and lost.... 続編」

さて、酒好きではあるものの、酒にめっぽう弱いことは前回にお話した。

この’89年のSanta Monicaの夜もまさしくその通り、フィンランド野郎二人と飲み屋に繰り出した自分は、その酒席の途中から記憶がぱったりと途切れるのである。夜の帳がすっかりと落ち、深夜になっていると思われる時間帯、どことも分からぬ住宅地で記憶が戻るまでは… それもその住宅地の軒先のようなところで目覚めるまでは。

恐らく、酒に酔った自分は、一人で歩きはじめたのだろう。一体どういう理由で、どこに向かおうとしたのかも全く記憶にない。記憶はそのどことも知れない集合住宅のような場所の、軒先のちょうど人が入り込んで横になれるスペースの場所で目覚めたこと。その後、何とか宿に帰らねばとは思ったものの、一体自分がどこにいるのか、皆目検討がつかず、言葉通り途方に暮れたこと。

それでも、バスに乗って海岸線まで連れて行ってもらえれば何とかなるのではないか、と気が付いた。ちょっと歩いたところに酒屋が開いていて、危ないかなとも思いながら店の人にバス停を聞き、何となく変な感じの人が同じくバスを待つバス停でバスを拾い、恐らく、拙い、さらには酔ったべらんめえ調の英語で海岸線まで連れて行って下ろしてくれ、とでも頼んだのだろう。幸運にも財布と金は残っていたようで、料金もちゃんと支払ったようだ。白人のでっかい運転手に「お前、大丈夫か?」と心配されたこともうっすらと記憶にある。

実はその後も良く覚えていない。ピアーの付け根みたいなところで降りたのは覚えている。しかし、自分は何とか宿に帰り着いたようで、自分の部屋にちゃんと戻り、ベッドに倒れこむようにして眠ることが出来た。(ようだ)

翌日、何時に目覚めたのか分からないが、とてもひどい二日酔いだった。相部屋のフィンランド野郎二人もとても心配していたようで、良かったなぁ~と喜んでくれていた。(と思う)

…とこれが顛末。日本であれば多少酔っ払ってこんな感じで路上で寝込んでも車に轢かれない限り心配はいらないだろうが、アメリカである。寝込んだ先の住人から不審者と思われ正当防衛で撃たれていたかもしれない。あるいは、バス停でバスを待つ間に、良いカモだと思われて身ぐるみ剥がれていても不思議はないのだ。自分は幸運だったと思う。

以上が、LA, Santa Monica での酒での失敗のお話。こうやって、失敗のお話しぃー、などとおちゃらけて、記憶を頼りにブログ記事など書ける今をありがたく思わねばと改めて実感する。

酒は美味しい。しかし適量にすべき。そうは思っていても… 難しいもんだ。

さてさて、’89年の単身アメリカ旅行は、これからMauiへと話しは進みます。

何故Mauiか?実は自分は若いころにWindsurfing(ウィンドサーフィン)をやっていて、この’89年の単身旅行の前、S社を退職する1年か2年前に始めた訳だが、どうせアメリカに行くなら、日本に帰る前に是非ともMauiに寄ってWindsurfingをやってみたいと、いろいろと悩んではいたものの、現金にもそんな計画を作ったというわけだ。

そのMauiのお話は次回から。

以上、
2013年3月16日 土曜日 午後6時少し過ぎ
自宅の居間にて、まだMax Roachを聴きながら。
 
 


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