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’89年の単身アメリカ旅行 - Los Angeles, intoxicated and lost.... 続編 [’89年の単身アメリカ旅行]

心地良い話題とは言えない、酒の話し。とっとと終わらせよう。
 
 
前回のお話はここまで:
「’89年の単身アメリカ旅行 - Los Angeles, intoxicated and lost....」

まずお酒の話し。自分はお酒は好きだ。でもアル中ではない。さらには最近は平日はもとより週末も飲むことは稀になっている。これは主に金銭的な理由だが。

酒を飲み始めたのは、もう時効だから言っても良いだろうが、高3程度だ。同級生仲間の一人のK君が親御さんの転勤の理由で一人アパートに住まざるを得なかった。当然だが、K君のその長町のアパートに仲間がたむろすようになり、いつだったか、泊まろうという話になり、酒盛りが始まった。その前に悪戯は何度もしたことはあっただろうが、本格的に飲んだのはこの時か。実はこの時からすでに酩酊してK君等々に迷惑をかけることになる訳だが。そして、それは今でも友人内での語りぐさだ。まぁ~、青春のファニーストーリー的な思い出を作ってあげた訳だ。

その後は高校卒業して就職。職場やら、寮生活やら、同期やら、先輩やら、スキーで会社のロッジに泊まるときやら、忘年会やら、ビヤガーデンやら、何やらかにやらで酒量は一気に増えるわけである。日本酒、ビール、ウイスキー、焼酎、ちゃんぽん、ちゃんぽん、なんでもござれ。だが、この当時はワインは殆んど飲まなかったな。ワインなどはファッショナブルピーポーの飲む飲み物というイメージだった。

失態は数知れず、自分の新人歓迎会での思いっきりの泣き上戸事件、寮での酩酊失禁事件、悪性二日酔いでの職場休憩室での睡眠特別許可事件、記憶喪失数知れず、あの失った時間を戻してくれと天に懇願しても戻ってくるはずもなく、一体自分は何をしたのだろうと翌日の悔恨は数えきれず。ある夜など同期としたたかに飲んで「短距離だし車で帰ってしまえ」と皆で車に乗り、エンジンを掛けようとした途端に夜回りのお巡りさんに窓をこんこん、「あんたら、だめだよ、そんなことしちゃ。」と無罪放免事無きを得るなど、昔はそんな感じだったのだ。もう30年程度前の話だ。

91年から98年のアメリカ駐在時も、前述の若い時ほどではないが、まずまず飲んだな。でも、ワインが一挙に増えた。何故ならワインがとても安かったから、安い割には上等なワインが多かったためだ。会員制のPrice Clubの恩恵が大きかったが、BVとか、(あとは銘柄もあまり覚えていないが)それなりに美味しくて、Price Clubと言えども比較的高級なワインを良く買って家内と当時住んでいたアパートで楽しんだものだ。今思い出すととてもリッチな生活だったなぁ~。Napa Valleyの美味しいワインの数々。でも、ある日、自分は白ワインには弱い、頭がとても痛くなる、という事を発見してからは、ワインで飲むのはもっぱら赤ワイン、それもボリュームのあるCabernet Sauvignon、あるいはMerlotが好みだ。

日本酒ももちろん大好きだ。しかし、あまり飲まないようにしている。つまり、悪酔いするのだ。直近では二件。一つはちょっと特殊なケース。自宅で、自転車が関係する。

ある夜、義理の父親からもらったカップ酒をわりと遅い時間に飲み始めた。もとが好きなので、またカップ酒でもあり、寝る前に飲んでしまったわけだ。翌日は海外出張の国内移動の日であり、その出発の前に自転車に一乗りしたいと思い、目覚ましを掛けて早朝の4時位だかに起きて、日が登る前から近所の坂を何回か往復して走りを楽しんだ。

するとどうだろう!!まだらボケになってしまったのだ!!まだらボケってズーズー弁なのだろうか、要するに年取ってボケ始めた時に、全部を忘れるのではなくて、まだらに、いろいろな事を忘れてしまう現象なのだが、自分が、そのまだらボケになってしまったのだ。

これに気づいたのは家内。走り終わって自宅でシャワーを浴びて、さてさて、出発の準備、と思ったのだが、旅行カバンをどこに置いたのか覚えていない、乗るべき電車の時間を覚えていない、さすがに子供達の名前は覚えていたが、当時飼っていたウサギの雌雄を聞かれて、何と答えられないではないか!!家内は急に自分のことが心配になり始めた。壊れてしまったと思ったのだろう。全く、そんな感じだ。さすがにご飯を食べて、暫くすると正常に戻り始めた感じでほっとはしたが。

この経験には自分も寒気がした。あとで考えた推論だが、深夜に飲んだ日本酒が全て分解されずに血液中にアルコールが残っていた、その状態で心拍数が180bpmにも達するであろう自転車ライドを1時間くらいしてしまった、そのために血液中に残っていたアルコール分がかなり大量に脳内に流れ込み急激なアルコール中毒を発生せしめ、そのために部分的な記憶が思い出せないという症状となった、というものである。恐らくその通りだろう。いや、本当、これにはびっくりした。

近々のもう一件は普通の失態。しかし家内の本家である花巻に、お盆のお墓参りで泊まらせてもらった時であり、大変に申し訳なく、面目を失う事態だった。

正確に言うと日本酒ではなく焼酎であったが、上記の事件があってからは白色透明系のアルコール飲料は極力避けようとは思っていたのだが、本家の当主であるご主人から、「まずまず、飲みなさい、飲みなさい」と勧められ一口飲んでしまったからまずかった。本来が好きであるものだから、一杯、二杯と勧められて飲んでしまい、酔いがまわった時には一人で注いで飲んでもいたようなのだ。

当然、酔っぱらい、記憶を失い、どうも抱えられるようにして敷いてもらった布団に倒れ込んだようだ。それで寝て、起きて、ちょっと頭が痛いなぁ~程度だったら、「旦那さんも、本当に、お好きですねぇ~」で済む話なのであろうが、自分は、… そのお借りしたお布団で、… 戻してしまったのである。そう、reverse while sleeping です。こちら、本家の方々、およびご親戚の方々が、本当に親切な方々で、面目は失いつつ、ありがたい、ありがたい、と思った次第。

あらまっ!!酒の失態の話だけで、大分と行を重ねてしまった。懺悔の気持ちなんだろうな、本人はきっと。はい、そうです。

では、続きはまた。

2013年3月15日 金曜日 午後8時半
自宅の居間にて。
 
 


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