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映画「Argo」を見た。 [エンタメ]

特に映画が大好きという訳ではないが、ときどき見る。
 
好きな映画は?と問われれば 山田洋次監督 作品を挙げるであろうか。寅さんは当然、その他の、いわゆる社会派作品と云われる作品群も大体は見ているつもりだ。それに昨今の時代劇作品群も好きだ。

先日、ドイツのシュトットガルトでなにげにベッドに横たわってテレビを見ていたら、なんと「隠し剣 鬼の爪」 がドイツ語版で流されていた。それもかなりの高度のドイツ語吹き替えらしい状態で。

”らしい”というのは自分がドイツ語を全く解さないためであるが、なんとなく吹き替えが絶妙であった。若しかしたらドイツにも山田洋次監督ファンが多くいるのかもしれない。寅さんのドイツ語版などがあったら、とても興味があるものだ。あの口上とか、どんな吹き替えになっているやら。

さて、山田洋次監督作品で何と言っても泣けるのはやっぱり「幸福の黄色いハンカチ」だろうか。あの健さんが倍賞千恵子の待つ長屋に戻って、これでもかという数の黄色ハンカチが風にたなびく光景を目にした時のシーン、健さんの表情、音楽… 思い出すとこれをタイプしながらもすでに涙ぐんでしまう自分です、はい。

民子三部作 と言われている作品もとても好きだ。何なんだろうかなぁ~、庶民の辛苦を、見るもの(この場合は自分だが)の心の奥底の琴線に触れるというか、そんな感じの映画になっていると思う。

基本的には倍賞千恵子さんも大好きなのだと思う。こっそり言うと「下町の太陽」の倍賞千恵子さんは自分の永久の銀幕のアイドルでもあるわけでもあるわけだ。また、当然ではあるが、寅さんこと渥美清さんの大ファンでもある。寅さんシリーズではないが「拝啓天皇陛下様」でも渥美清さんはとても良い味を出していて、本当にほれぼれする。

さてさて、このまま山田洋次監督作品等々の話に流れてしまうと、本題が始まらないので。

本日、2013年3月1日の金曜日、自分はFrankfurtからJFK USAへの機上に有るわけだが、表題の映画を始めてみた: 「Argo」 

いろいろと評価はあるだろうが、自分にとっては良い映画だったね。

自分的映画評価尺度に「泣ける」こと、というものがあると思うが、ラストのテヘランから無事にジェット機が飛び立てたところでは見事に泣けました。

「泣ける」という感動のためには当然そのための下地、この場合は映画の本筋というものがあるわけだが、「泣ける」映画は、先の山田洋次監督作品も含めて、きちんと下地が作られている。当然だ。

Argoの場合も… 筋を事細かにここで言うことは控えるが、その相当の部分でスリル映画的な流れがある訳だが、見ているものを引き込む映画作りがされていると思う。「This is based on true story」という最初のテロップもとても大事な役割を果たしていることも言うまでもないであろう。

この手の映画、米国の国際政治の一部を題材とする映画においては、米国=正義みたいな作りのものもあるんじゃないかな。正直そういう映画は鼻にさわる感じがして是非とも遠慮したいものだが、この映画では、まぁ~、冒頭部分でイランの前政権の悪さと、それを、言ってみれば匿った米国についても言及しているわけで、少しは臭いも消されていたとは思うのだ。

…という事で、本題のArgoについては、あまり触れないままとなったが、歴史もある程度ベースにしていて、スリリングで、且つ「泣ける」かもしれない映画をお好みの方にとっては、見ても良いんじゃねぇ~の?とおすすめしておく。

以上、

↓ これもこの話とは全く関係ないが、FrankfurtからJFKの機内の写真
IMAG3358.jpg
 

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