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自分とアメリカのつきあい [旅の雑感]

突然だが、アメリカと自分の付き合いを書きたい。

ペナン島を冠とするブログではあるが、ペナン島滞在の記録から始まったとはいえ、ペナン島ネタは早々に尽き果て、いつの間にやらごった煮的なブログに成り果てている。そうであるから、今更アメリカと自分の話などしても、もうそのごった煮にタバスコを少し垂らす程度のものだろう。
 
自分の生まれは1962年、昭和37年。アポロの月面着陸機を模したプラモデルで遊んだ記憶を有し、どちらが先かよもや年号を覚えていないという恥ずかしい国民でありつつ、沖縄返還と浅間山荘の事件を見知った年だ。(それらは当然テレビで)

そんな自分がアメリカを身近に感じ始めたのは、その当時流行っていた The Eagles の Hotel California のLPレコードを兄が買ってきて、それを聞いた時くらいからであろうか。ちなみに、これも The Eaglesとどちらが先か良くと覚えていないが、ちょっとした病気で入院して自宅に戻った時、親が可哀想に思ったのか Carpenters のLPを買ってくれて、それに聴き入ってのもアメリカを身近に感じた時の始まりかもしれない。

そんなことで少しだけだが洋楽に親しんでいたせいもあるのか、学校の授業でも英語は割りと好きで親しみを少しは持ったものだが、工業高校(機械科)を卒業して地元のメーカーで仕事を始め、その仕事で海外出張やら海外との付き合いで実際に英語を使うようになり、英語を使ってコミュニケーションを取ることに興味を持ち始めた。

そんな折り、高校を卒業してお世話になっていた地元のメーカーを退職した。27歳になってすぐだったか。その職場は、高校出たてのヒヨッコの自分を社会人として成長させてもらい、さらには、いろいろな知識や経験を積ませてもくれたが、個人的な訳あって辞めるに至った。退職後の、日中でも酒を飲んだりするような半病人生活をしばし送っていた時、ふと思いたち、英語の国、アメリカに行って見ることを決めた。すでに秋口に入ろうという時である。

思い立って最初にしたことは旅行ガイドブックの「地球の歩き方」を買ったことだと思う。当時はインターネットなどという言葉自体もほぼ存在しない時代。情報を集める手立てとしては書籍が主流だ。その中でも旅行についてはこの「地球の歩き方」がとてもポピュラーだったと記憶している。いずれ、この本により大体のルートを決め、たしか次は旅行代理店でチケットを購入した。仙台市内のHISであったような… 当時もHISがあったかどうか分からぬが、JTBでは無かったような。あるいはJTBだっただろうか… 

ルートは次だったと思う:
出国、サンフランシスコ、シカゴ、トロント、ニューヨーク、ニューオーリンズ、ロスアンゼルス、ハワイ、帰国

パスポートを見ると日付はこうなっている:
1989/11/20出国、1990/1/18帰国 (60日間)(平成元年から平成2年だ)

ちなみに、この渡航に際して装備として自分が買ったもので覚えているのはふたつ。ひとつはジャケット。季節は秋口で訪問する都市も北方から始まるため、また外歩きのときなどいろいろと重宝するであろうと思い、少々奮発して暖かめの羊毛か何かの毛を使った茶色のカジュアルジャケットを買った。東一番丁の東北大学側、南町通との角にあった今はなきサイカワで購入した。このジャケットは今でも重宝していてずっと使っている。やっぱり作りが良い物は長持ちするのであろう。

もうひとつは旅の重要なパートナー、旅行鞄だ。そんなに高いものではなかったが、これも少しは良いものと思い The North Face(ノースフェイス)の旅行かばんを買った。たしか駅裏(当時の呼び名です)ICI石井スポーツで買ったので、多分ほんもののノースフェイスだと思うが、鞄のセンターチャックを境に右室と左室のそれぞれ半分がコンパートメント風になっていて、それぞれにチャック出来る蓋布が付いていて、鞄の前面にも大きめのポケットが二つ並んで添えられている。もちろん手提げでも、肩掛けでも使える。これも至極便利で、この旅行以降でも随分と重宝しており、今でもばりばり現役だ。

(これら二つのいわゆるグッズについては、そのうち写真でご紹介もしたいものだ)

独り者で、会社も退職して間もない(さらに、その会社では残っていた有給も買い上げてくれたのだ!!)ため、少しは金子に余裕はあったものの、先行き不透明なこともあり、この当時から節約旅行志向者だった自分は、仙台から成田には当然夜行バスを使った。今でも高速バスセンターみたいになっている広瀬通の駅前通り近くの場所だ。せっかくなので、友人と良く行ったおばあちゃんが一人で切り盛りしていたタワービル裏の飲み屋で一人旅立ちの祝杯を上げてからだったと思う。おばあちゃんのやっていた飲み屋の名前、なんだっけ?美鈴?忘れたが、そんな名前だ。

続きはまた。



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