2019道東 車中泊の旅 その11(5/5(日) Day-8 函館から自宅)

　　

Day-8

2019.05.05 Sun.

区間：函館市 - (フェリー)青森市 - 宮城県名取市(自宅)

主な経由地：なし

走行距離：約370km

天気：晴れ

食事場所：(朝食)前日に函館駅内のセブン-イレブン 北海道ST函館店で購入したオニギリなどを車内で、(昼食)㐂伝(青森市内アウガ新鮮市場内)、(夕食)自宅で久々の落着いた食事

お風呂：自宅

宿泊場所：自宅

　　

本日は2019年7月6日の土曜日。すでに北海道・道東への車中泊の旅から帰宅して2ヶ月も経過している。今朝は東口でバイトがある息子をたいはっくる前まで送ってから太白図書館によりCDやら本を返してまた違うのを借りてきた。

　　

その帰り道、ふと何かの拍子に旅とは帰る場所があるから旅なのだと気が付いた。それは言い替えれば旅は有限の時間でしかないという事だ。1日もあれば、数十年もあるかもしれない。

　　

今回の我々の旅は全部で7泊8日。まだ子供のいる家庭で二人共仕事も持っている場合、通常であれば年にあっても一度、あるいは数年に一度、そんな割合のイベントであろう。かく言う我々も結婚後に子供抜きで二人でこんなに長い日数を旅行したのは始めてである。長期間の旅は一般庶民には経済的にも厳しいものとなるが、そういう観点では車中泊旅行は財布に優しい旅であったと言える。

　　

いずれ、有限の旅の最終日の8日目の朝を我々は津軽海峡フェリーの有料駐車場に止めたノア2世号の中で迎えた。結局最後まで宿泊施設に泊まること無く車中泊で過ごした訳だが、この最終日の朝も快適に起床出来たことをお伝えしておこう。不安も多々あったものの、ノアクラスの車両で、且つ寝台と寝る環境（含むガラス窓のスクリーンなど）をきちんと設えれば、車中泊など何の問題もなく実行出来るものである。

　

買っていた朝食を車内で食べ、そして自分は歩いて近くのセブンイレブンに行って美味しいコーヒーも買ってきて飲み、自動チェックインゲートを通ってすでに出来ていた車両の列に加わった。

　

青森から函館に渡る際に学んだ経験からあまり遅れることなく車両の列に並んだお蔭で、何とかフェリー船内の大部屋でも二人して並んで壁際の場所を取ることが出来た。すでに横になって寝ようとしている人達や（まだ朝なのに驚くべき事だが確かに時間潰しに寝るのは最も簡単な方法だ）あるいは旅の記録であろうかノートに何かを熱心に書き込んでいる女性や、孫と何かを楽しく話しているおじいちゃん連れの家族旅行の様子などを少し見ていたが、こんな場所で時間を過ごすよりはと、妻を残して自分は早速デッキへと出ていった。

   　

同じような気持ちであろう他の人達と共に函館山や北海道の大地に別れを告げ、津軽海峡に群れるイルカを眺めたり、左手に「あ～、あそこは脇野沢であろうか？」と下北半島を望み、右手の津軽半島の海際に「お～、なんだあの高いビルみたいなのは？」と不思議に思ったり、「お～、岩木山の頭が見えるぞぉ～！！」と一人で喜んだり、そんなこんなをしているとあっという間に八甲田山が後ろに控える青森市が見えてきた。

　　

青森港到着は定刻11時20分、小腹も空いしたしとまずは何か食べようと青森市内へと向かった。AUGAというビルの駐車場にノア2世号を止めて、よさこいのイベントをやっている繁華街の賑わいを聞きながら地下食堂街へと向かった。そうするとなかなかの規模の市場となっていて見ると美味しそうな海鮮品やら食品やらがかなり安い値段で売られている。「これって観光地化している函館よりもずっと良いんじゃないの？？」と二人で感心しきり。同じ市場内にある㐂伝というお店で美味しい焼干しラーメンを頂いた。

　　

青森市街の青森ICから縦貫道に入ったのが13:12。途中、花輪SAのみそ付けたんぽを美味しく頂き（とても美味しかった！！）、岩手山の手前のSAで小休止したあとは一気に仙台南ICに移動し17:34には到着。そこから自宅はあっという間の距離だ。確か、自宅に帰る前にいつもの生協で買い物も済ました記憶があるが。

　

帰るべき場所へと戻り、旅は終わって、またいつもの生活が始まった。

　　

以上、