SSブログ

’89年の単身アメリカ旅行 - CHICAGO その4 [’89年の単身アメリカ旅行]

今はJFK USAからFrankfurt Germanyに向けて出発したDelta Airlinesの機上。

現在のJFK時間は午前1時。Frankfurt時間は午前7時のようだ。飛行時間はあと2時間半程度だろうか。多少なりとも眠れたがやはり厳しい。FrankfurtからはAmsterdam向けに乗り換え、Amsterdamからはひとまずの目的地であるBologna Italy向フライトに乗り換える。Bologna Airportからは北に約1時間程度のレンタカーの運転であり、眠気が少々心配だ。しかし、その頃はもう日も暮れて暗いだろうし、イタリアの道路の分かりづらさも手伝って、逆に眠気も起きないかな。いずれ、本日の最終目的地のイタリアのホテルに到着するのは楽勝とはいかなそうだ。
 
さて、Chicagoでの感動体験の話をまずは一気に終わらせよう。

場所はChicagoダウンタウンを東西に流れてミシガン湖(Lake Michigan)に流れ込む川の南の地域、メインの通りのどこかの角だっと思う。そこではちょうど何かのパレードが催されていた。(そうだ、調べれば大体の時期からこのパレードが何だったか分かるぞ)ダウンタウンをぶらついていた自分は、恐らく湖岸側をざざっとでも見た後だったろうか、丁度いい観光だと思い、そのパレードを眺める他の人たち間に入り込み、それを呆けて見ていたわけである。

米国のこの手のパレードでは、いろいろな団体やコミュニティーが、中には楽器などを演奏しながら、あるいは何か出し物みたいなものを見せながら練り歩くわけであるが、中には、まぁー、特に何をするでもなく、沿道の人たちに手など振りながら歩いていく人達もいるわけだ。この時もそのような人達がまずまずの割合でいたと思う。覚えているのは退役軍人のおじいさん達だが、もしかすると他の場所で見たパレードを頭の中でごっちゃにしているだけかもしれない。

いずれ、そんなパレードを眺めていると、一団の白っぽい服装をしたボトンフラワーの女の子たちが向かってきた。呆けて眺めていた自分は「おぉー、元気が良いなぁ~」程度にでも感じてみていたと思うが、その中のバトンを器用に操る一人の女の子に目が止まった。

正確に言うと、そのバトン少女の表情に目が釘付けになったというべきであろう。白人の女の子で、今ではどんな顔形だったかなどは覚えてもいないが、その表情、その天真爛漫とでも言うべき表情、笑顔を浮かべながら、良くオリンピックで女子体操選手がやるような、あごをきっと上に向ける仕草をしながら、器用にバトンを操る、その表情に釘付けになってしまったのだ。そして急に涙がこみ上げてきた。

細かいことは避けるが、その当時の自分は、まぁ~、かなり落ち込んでいたわけだ。このアメリカへの単独旅行も、そんな状況を変えることが出来るような何かに出会えないかと、少しの期待をしながら出発した訳である。今となれば、そんな「答えはこれですよ」的なものは何も見つけられなかった訳だが、結果として見れば、落ち込んでいた自分の心が、また再び高揚する方向へと向かうきっかけ、あるいは流れを作り出してくれたと思うのだ。

自分が、その少女を見て涙したのは、有り体に言えば、ちょっとしたことに悩み、そして落ち込んいる自分を、その対極にいるようなあまりにも天真爛漫な表情をした少女を、直接に、そして予期せぬ形で見ることによって改めて気づき、感動とも、悲しみともつかない、しかし涙を伴うような感情が生まれた、そんなところだったのだろう。

まぁ~、Chicagoでの感動体験とはこんなものだ。こうして書いたとしても、この感動が読者に伝わるわけでもなく、そして自分の中で、その感動が何故だったのか解明される訳でもないが、是非ともこのブログに書き残しておきたいと思ったわけである。

まずは一旦、この件は以上で落着としたい。

さて、Chicagoではもうひとつの感動体験がある。それはChicagoのO'Hare International Airportで体験したものだ。

韓国やシンガポールやマレーシアの海外渡航経験はあったものの、1989年の秋のこの初めてアメリカ渡航では、San Franciscoに日本から到着して数日を過ごしたあと、このChicago O'Hare International Airportに到着した。自分がどのターミナルに到着したかは記憶も定かではないが、地下通路を歩いてメインターミナルに移動した。

その感動、と言うといかにも大げさだが、はこの地下通路のことである。最近の最後のO'Hareの利用はもう数年も前のことになるが、その際にはすでにかなり模様替えをされていたと思う。しかし、自分が始めてここを通った時に感動したのは、何と表現したら良いか、その通路の近代的な雰囲気に対してのものである。

通路の側面から天上にかけてアーチ状の照明が施されており、それが中央に向かってか、あるいは端に向かってか、いずれ、ある幅をもって照明の色の帯が変わっていくのである。そして、確かMoving Walkもあったと思うが、その使用上の危険を喚起する、"Moving Walk is ending soon. Caution. Moving Walk is ending soon. Caution. Moving Walk is ending. Caution...." というようなアナウンスが繰り返し流されていた。

まぁ~、自分が単に田舎者のせいもあると思うが、このような雰囲気を見て、「おぉ~、アメリカはやっぱり進んでいるなぁ~!!」と甚く感心した、と言うだけのことだ。

以上。

このChicagoのあとは、確かカナダのトロント (Tronto Canaka)に飛んだはずだ。Niagara Fallsを見るために。その話は次の機会に。

目の前のFlight Mapによると、当機はそろそろイギリス本土の上空、Londonあたりを通過するようだ。

Music Unlimitedを始めたことは先の記事でも述べた:
「Music Unlimited の30日間無料期間開始してみた」

このサービスのオフライン再生は本当に便利だ。手持ちにはない楽曲が気軽にオフラインでも楽しめる。今回の出張では大変お世話になっている。

自分は洋楽系と邦楽系、それに各歌手別にプレイリストを作成してオフラインモード用にかなりの曲をダウンロードしたが、今は洋楽系をシャッフルでランダム再生している。

今掛かっている Let Me Love You / NE-YO も良いし、さっきの Set Fire To The Rain / Adele も良かった。その他、先日こちらのテレビで見たGrammy Awardsで触発されて最近の流行曲も数多く入れている。

Run The World, Love On Top, If I Were A Boy / Beyonce
We Are Young / Fun.
Scream, Burn / Usher
Payphone / Maroon 5
We Are Never Ever Getting Back Together / Taylor Swift
Born This Way, Poker Face, Alejandro, Bad Romance / Lady Gaga

はっはっは。

↓ これはAmsterdam Airportのロビー。Bolognaまでもう少しだ。
 IMAG2972.jpg

nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0