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’89年の単身アメリカ旅行 - CHICAGO その3 [’89年の単身アメリカ旅行]

実は今はアメリカのJFKにいる。ニューヨーク(New York)のJohn F. Kennedy Airportだ。
 
先週の日曜日にカリフォルニア(California)のLA(Los Angelse)のLAXに入りディズニーランドのあるアナハイム(Anaheim)で展示会に参加後、現地時間の2月16日の土曜日の今朝、またLAXから飛んで今は東に向かっている。取り敢えずの目的地はイタリアのボローニャ(Bologna)だが、ここJFKの他にフランクフルト(Frankfurt)、そしてアムステルダム(Amsterdam)を経由してのボローニャだ。フライトが4回に渡るので預け荷物が心配だが、正直、これはなるようになるまいと覚悟は決まっている。

せっかく、Chicagoでの続きを書こうと思った所で早速の脱線話題だ。

LAX、これはLos Angeles International Airport(ロサンゼルス国際空港)の略であるが、自分は今まで ラックス と読んでいた。しかし、今回の出張中に米人同僚から何かの機会に指摘をされた。どうも ラックス というのはユダヤ人の何かと関係があるらしい。なので米人の人たちは通常は ラックス とは読まず エルエーエックスと読んでいるとのこと。

日本人である自分に正直な気持ちとしてはあまり関係ない話ではあるが、郷に入らずんば郷に従え であり、いやしくも米国で米語でコミュニケーションを取ろうとするものであれば、知り得た限りはこの慣例に従うべきであろう。なので、自分は今後は ラックス 改め エルエーエックス とするつもりである。日本語でも似たような話は恐らく山とあると思う。

さて、話の続きだ。

’89年の単身アメリカ旅行 - CHICAGO その2

1989年の11月末思われる頃のある日の夜半に自分はChicagoに到着し、そしてダウンタウンで寒さと雪に出迎えされた。日本で暖かめのジャケットを買って渡航したとはいえ、雪までは想像せずにいたため、確か翌日の早い時間にマフラーを買うことにしたと思う。ChicagoのMagnificent Mileと呼ばれるMichigan St.の繁華街のデパートだったと思う。黄色の薄手で暖かい(カシミヤかな?)のマフラーだ。今でも自宅のどこかの洋服入れに隠れているはずである。そのマフラーで寒さを多少なりともしのぎながら、自分はChicagoのダウンタウンをうろつき回った訳だ。

サンフランシスコでもそれなりの高層ビル群は目にしていたが、さすがにChicagoの高層ビル群(Chicago Skyscraper)には度肝を抜かれた記憶がある。

都市といっても仙台市街ぐらいしか知らない自分であったせいも大きいだろうが、自分が最もびっくりしたのはかなりの高層ビル群がとても古い年代に立てられたものであったためだ。100年ものがごろごろ(多少大げさだが)していた記憶がある。

実はその後、1991年以降にアメリカ駐在を開始した数年後に、オートバイでサンフランシスコからヨセミテ近くのTioga Passを越え、Sierra Nevada山脈の東側を南に下り、Death Valleyを通ってLAに入り、SFに戻ったツーリングをしたことがあるが、その際、Tioga PassをNevada側に下りて、眼前に拡がるとてつもない大平原を見た時、「こんなところと戦争したらだめだよな!!」と強く感じた事があった。大平原がアメリカという国の国力の象徴に見えたわけであり、実際それはそうであろう。今振り返れば、このChicagoの高層ビル群を見た時も、同じ事を感じたのだと思う。日本がまだ文明開化と呼ぶ時期に入った頃にはすでにこれらの高層ビル群が立ち始め、商業が営まれていたわけである。国力の歴史を見せつけられたとも表現できようか。

似たような経験はさほど古くない最近もあった。たしか2002年かその前後であろうか。今いるJFK近くのニューアーク(Newark)の東海岸側の南北の大動脈I-95を始めて自分で運転した時、その走行路線の多さ(確か6だか8車線か)に度肝を抜かれた。この時はすでにSFでの6年強に渡る駐在も経験した後であったが、西と東でも全くスケールが違うこと、東側の凄さに驚いたという訳である。

こういう心情というか、理解というか、感動まではいかないものの、それに近いものを得ることは、自分で実際に直接目にしないと得られてないものが多々あると思うのだ。少なくとも自分はそうであった。だからこそ、出来れば若い時に、いろんなものを見て、経験することは、とても素晴らしいことではないのだろうか、とも思う。

…と、ここまで文章を書き上げたらもう次の飛行機の時間が近づいてしまった。良い時間潰しが出来たが、まだChicagoでの感動話しには到達する事が出来なかった。次回は多分。

↓ これは今朝のフライトで見えたカリフォルニアとアリゾナの州境あたりの砂漠の光景。こんな砂漠に一晩でも良いからキャンプしてみたいものだ。何の光も見えず、何の音も聞こえない夜。その時感じるのは恐怖なんだろうか、それとも…
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