イタリア・ドイツの旅: Bologna, ボローニャ、ぼろーにゃ!! [イタリア・ドイツ]
ボローニャ(Bologna)という都市名を耳にすれば、恐らく殆どの人はその名を聞いたことがあるかもしれない。しかし、イタリア(Italy)と聞いてすぐにボローニャ(Bologna)を思い浮かべる人はあまりいないのではないか?イタリアと聞けば大方の人は、ローマ(Rome)、ミラノ(Milano)、ナポリ(Napoli)、等を都市としてイメージするのではないか。かく言う筆者もそうである。
ボローニャ(Bologna)を簡単に紹介するため、Wiki記事のサマリーをコピー記載させてもらう:
要は、地理的・経済的にもイタリアのかなり重要な場所、工業の要衝になってはいるが、古い歴史も多く残る場所、と言えるのではないであろうか。確かに地図でその場所を見ると、そのように思う:
View Bologna Italy in a larger map
今回のイタリア滞在は、このボローニャ(Bologna)のほかは他に二箇所のみであったが、結果的にはこのボローニャ(Bologna)が一番のお気に入りになったと思う。週末を一日余計に過ごし、その分この町をより多く見ることが出来たためとも単純に言えるかもしれないが、なかなかどうしてもっと見たいと思う気持ちが強く沸いたと思う。
ボローニャ(Bologna)の空港は正式にはグリエルモ・マルコーニ国際空港(Guglielmo Marconi International Airport)という名前のようだ。空港に到着した筆者は先の記事にも書いたように、荷物を受け取り、その後は特になんの検査もなくターミナルビル内に出た。空港ターミナルは特に大きくもなく小さくもなく、まずまずの感じであったが、いずれ主要空港よりはずっと小さいと感じた。
街中にあるホテルに移動するため、当初はバスを使うことも考えていたが、成田-フランクフルト(Frankfurt)-ボローニャ(Bologna)の長旅もあり、結局はお手軽にタクシーを使うこととした。今回の旅行は商用であり、そのため同行する方もいるのだが、恐らく一人であればバスを使っていたかと思う。複数で旅行する場合はどうしても同行する方に気を使い、実際は本意ではない行動をしなければならないことが多々ある。それでも、食事をするとき、特に夕食のときなどは、一人ではなかなか恥ずかしさもあって入れないようなレストランも手軽に楽しむこともできる。一長一短である。例えば、学生さんであれば各地にいる知人を頼って旅行し、移動や観光は一人で、夜はその知人と一緒に現地の美味しいものを一緒に楽しむ、などはとても素晴らしい旅行の仕方かもしれない。あるいは、このネットの普及した世の中である。何らかのコネ(コネクション Connection)を事前に作り、そのような知人を前もって各地に作っておくのも楽しいかもしれない。女性は少し危険かもしれないが。
いずれ、タクシーによる空港から市内までの料金は18ユーロであった。時間は20分弱といったところか。バスであれば恐らく数ユーロもあれば事足りると思う。バスの使用も分かりづらいということは無いように思う。一人旅の人には、あるいは時間に余裕のある旅行の方には是非ともバスを使ってみていただきたい。
宿泊は事前に予約をしていたホテルであり、BEST WESTERN Hotel San Donatoという米系チェーンホテルである。今回、ドイツ(Germany)にも行ったが、他の観光地にもこのBest Westernホテルを見かけたので、本国アメリカでは安モーテルというイメージのこのホテルも、ヨーロッパでは結構良いほうのホテルなのかもしれない。
次はボローニャ(Bologna)とホテルと空港の位置関係を示す地図である:
より大きな地図で Bologna Italy を表示
またここで、現地で入手した観光案内用のボローニャ(Bologna)の各地図をアップしておく:
ホテルにチェックインしたのは午後6時頃と記憶しているが、いずれ日が長いこともありまだ外は十分に明るく、またこのまま部屋でゆっくりすると寝てしまう危険もあるために、部屋には荷物を置くだけにして早速外をぶらぶらとすることとした。これも当然同行の方との相談の上である。
上はホテルの部屋のバルコニーからの眺め
同じくホテルの部屋から
これはホテルから出てすぐの眺めで斜塔が目の前に。
ホテルの建物
斜塔への道。
斜塔。
マッジョーレ広場へと続く道。
マッジョーレ広場の銅像。
電子バイオリンを弾く女性。
聖ペトロニオ大聖堂(Basilica di S. Petronio)
この界隈で夕食を取った。
ホテルの屋上からの夕焼け。
ボローニャ たそがれ ホテルの小部屋
口付け 残り香 煙草のけむり (とは行きませんでした)ところで、ここでボローニャ(Bologna)の情報を掲載している方のWEBページをご紹介したい。
http://www.amoitalia.com/bologna/index.html訪ねる先が始めての国の場合、まず頭に浮かぶ不安が治安であり、荷物が多い場合はホテルでの盗難の有無が気に掛かる。海外への出張、特に新しい国への渡航が多い方は少なからずこのような懸念があるのではないだろうか。筆者もそうであり、イタリアのホテルでの盗難の有無が心配だった。このサイトを見たところ記事を書いている方は現地在住であり、またE-mailアドレスも記載されていたこともあり、図々しくも直接このような質問をさせていただいところ、ボローニャ(Bologna)空港に着いた途端にタイミングよく携帯電話で返信を受信することが出来た。この方(ボローニャ在住・清原さん)によると、さほど心配は要らないが、貴重品は部屋内であっても目に付きやすいところに置くのは控え、出来ればスーツケースなどに入れてスーツケースに施錠するなどが良いであろう、というものであった。このような現地の方の情報はとても心強いものである。また、このような心掛けは例え日本のような治安の比較的良い国でも同様であり、わざわざホテルに働く人に魔が差すような状況を作るのはけして良いこととは言えない。これで筆者もすっかり安心し、その後の宿泊場所ではPCなどは外出時にはスーツケースにしまって施錠するようにした。これもあってか、今回のイタリア・ドイツの旅で盗難にあうということは無かったのである。
さて、ボローニャ(Bologna)の町であるが、先の地図を見てもらっても分かるように、観光の中心はやはりマッジョーレ広場(the Piazza Maggiore)ということになる。宿泊したホテルは結果として地の利も良くて、ホテルを出て1分もしないうちに名物のボローニャの斜塔(Le Due Torri)が目の前に現れ、やはり数分でマッジョーレ広場(the Piazza Maggiore)についてしまう。さらに、ホテルが建つザンボーニ通り(via Zamboni)にも見所が多数点在している。
先にも書いたが、ボローニャ(Bologna)は何となく気に入り、また訪ねてみたいと感じる場所である。到着したのが土曜日で、翌日の日曜日はフィレンツェ(Firenze)にも足を延ばして観光したが、当地の人の多さには仰天した。たまたまバケーション時期ということはあろうが、やはり世界に名高い観光地である。ボローニャ(Bologna)の見所と知名度はフィレンツェ(Firenze)に及ぶべくもないと思うが、歴史を感じさせる町並みや建築物は多くあり、そして静かに現地の雰囲気に溶け込んでそれらを楽しむことが出来る場所と思う。フィレンツェ(Firenze)へ観光を考えていらっしゃる方へのお勧めとしては、ボローニャ(Bologna)に滞在して当地の良さも味わい、人ごみの少ない時間に(それがあればだが)フィレンツェ(Firenze)も楽しむというものだ。如何であろうか。
次は仰天した朝食、ボローニャ(Bologna)からフィレンツェ(Firenze)への鉄道での移動(traveling by railway)、などを記事にしてみたい。
続く。
もう数年前になり、定かではありませんが・・・
ベネチアの帰りにバスに揺られてボローニャ入りしたと思います。
ただ、自分でも驚くほどに観光の記憶がありません~(>_<)
最古だという大学があるのと両側が回廊の商店街があったの以外は!
じつは、建物にあまり興味がないために、
ヨーロッパは何処へ行っても同じように見えてしまい・・・
頭の中でゴチャゴチャになってるようです~(~o~)
ところで盗難の件、正しくその通りですね!
お陰さまで、今までに盗難に遭ったことはないですが、
リゾートホテルなどでも連泊する時には、面倒でもそうしてます。
やはり、いくら高級ホテルの場合でも、お掃除に他人が入ると思うと、
無意識のうちに片付けてる自分がいます~(~o~)
by collet (2011-08-13 14:54)
collect-san, コメントありがとございます。最古の大学ですから、恐らくボローニャで間違いないでしょうね。自分もその大学の解剖実験室(http://www.amoitalia.com/bologna/sightseeing.html)に行ってみたかったのですが、場所がわからずうろうろして果たせませんでした。
by Gecko_sings_at_night (2011-08-16 07:05)