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イタリア・ドイツの旅: Traveling to Bologna Italy via Frankfurt フランクフルト経由ボローニャ行き [イタリア・ドイツ]

成田を出発したA380-Aのルフトハンザ航空(Lufthansa Airlines) LH711便は、成田空港発9時半、フランクフルト(Frankfurt Germany)着が現地の夕方5時5分の到着予定である。

 

機内では特段の可も無く不可もなく、通路側に陣取り、たまに窓側、中央席の老年の日本人夫婦に立ち上がって通路に出てもらうことを何回か繰り返しただけである。そのご夫婦(恐らく。しかし兄・妹かもしれないし、姉・弟かもしれない)とは不思議に一言の会話も無かった。乗って早々は座席のタッチパネルスクリーンをいじって遊んでいたが、すぐに飽きて、あとはそのタッチパネルから操作できるエンターテイメントの音楽を聴いたり、携帯電話兼個人エンターテイメント端末に仕込んだ音楽を聴いたりしていた。この新型航空機、ちょっと感心したことがあり、それはアームレストにUSB充電ジャック、そしてネットワークジャックが付いていたこと。残念ながらネットワークケーブルは持参していなかったのでPCをつなぐことは適わなかったが、つないだら一体何が出来るのであろうか。もしかしたらフライトアテンダンスの人に頼めばケーブルを拝借することも可能だったかもしれない。USB充電は助かった。これにより携帯電話の電池切れを心配することなく、八代亜紀や藤圭子の演歌を、機内エンターテイメントのロックの合間に聞くことが出来た。

藤圭子は前から好んで聞くが、最近は八代亜紀も良い。最近と言ってもここ数年だ。藤圭子もどすの利いた低音であるが、八代亜紀はそれにハスキーさが加わっている。いずれ、やはり演歌系は可愛らしい声よりも、低音・哀愁系の声が似合うと思う。以前何かの民放テレビ番組で、八代亜紀がポルトガルかスペインに渡航し、そこのバル(Bar)で地元の演歌を聴いていた。演歌系はどこも似たような低音・哀愁系であるなと感じたが、八代亜紀がその地元の海岸で、彼女の持ち歌を口ずさみながら波打ち際を歩く場面のショットがあり、たいそう良いなと思った記憶がある。

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飛行機はほぼ定刻にフランクフルト(Frankfurt)に到着したようである。ゲートを出てターミナルをくねくねと、いわゆる田舎の温泉風にしばらく歩いて、当日の最終到着地であるイタリアのボローニャ(Bologna Italy)に飛ぶ飛行機のターミナルまで行き着いた。それでは早速乾杯と、近くのスナック風軽食コーナーで当地ドイツ(Germany)のビールをいただいた。「ピルスナービール」というのは銘柄であるとばかり思っていたが、ここで初めてこれはビールのある種類を指していることを知った。曰く、”ピルスナーとは、チェコのピルゼン地方を発祥とするビールのスタイルの一種である。淡色の下面発酵ビールであり、ホップの苦味を特長とする。現在、世界中で醸造されているビールの大半はピルスナースタイルである。” Pilsner (also pilsener or simply pils) is a type of pale lager. It takes its name from the city of Pilsen (Plzeň), Bohemia, in the Czech Republic, where it has been developed since 1842, when a bottom-fermented beer was first produced.[1] The original Pilsner Urquell beer is produced there today.”(以上、Wikiより) でも、そんなことを知る由もなく、あー美味しいと思って飲んだ。また小腹も減っており、サンドイッチのようなものも食べたが、これは中に挟んだハムに塩味が微妙に良く効いていて、とても美味であった。

ボローニャ(Bologna)行きの飛行機が出るターミナルに行くと、とたんにイタリア語が耳にたくさん飛び込んできた。そう言えば、フランクフルトはもとより、ドイツも初めての国であるが、ターミナルを歩き始めての中の風景、そしてそこからの外の景色を目にして、何となくドイツは地味な感じのするところかもしれない、と思い始めていたとき、イタリア語は耳にとても陽気な雰囲気で飛び込んできたことを覚えている。傍らを見ると、ビールを飲みながら、大げさのゼスチャーで口論のようなものを笑いながらやっている老人と青年がいて、何となく、あー、イタリアって良い国なのかなぁーと思い始めている自分がいた。

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ボローニャ(Bologna)行きの飛行機は、ターミナルからバスに乗って、大分と離れているリモート駐機場からのジェットであった。その飛行機では自分は3人掛けの中央に座ることとなったが、窓側にはとてもハンサムな革ジャンを着た金髪の若い青年が座った。自分にその気はないが、その気が有る人はこういう青年を見ると、とてもウキウキするのであろうな、と変に可笑しい心持ちがした。フランクフルト(Frankfurt)からボローニャ(Bologna)までは約1時間程度のフライトであった。

ボローニャ(Bologna)の空港はまずまずの規模の空港であると思う。片田舎の空港と思い込んでいくと、少し肩透かしを食らうであろう。ターミナルを出るとタクシー乗り場に一目散で向かった。ところで、入国審査はフランクフルト(Frankfurt)で済ましていた。さすがEU圏である。ボローニャ(Bologna)では何の審査や検査もない。荷物の検査も無かったと記憶するが、フランクフルト(Frankfurt)でもなかったので、ここボローニャ(Bologna)では何かがあったのかもしれない。いずれそんな気がするほど、(酔っていたのかもしれないが)、あっけなく外の世界に足を踏み出したわけである

続く


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コメント 3

collet

初めまして!
美味しそうなビールに誘われてお邪魔いたします~(~o~)
お仕事がら、旅が多そうですが旅行好きには羨ましい限りですね。

ところで、わたしもボローニャへは行ったことがありますが、
あまり憶えはなく、長い回廊の商店街があったのだけを憶えてます。
あれ?それも違う所だったかな?
次回のボローニャ記事で確かめられるでしょうか?
by collet (2011-08-08 13:53) 

Gecko_sings_at_night

Collect-san, コメントありがとうございました。はい!! 次の記事で書かせてもらいます。今日、捨てたと思った市内地図なども見つけてまいりました。自分は、フィレンツェ(Firenze)よりもボローニャ(Bologna)の方が何となく気に入りました。人が少ないということもあるでしょうが… それでは、
by Gecko_sings_at_night (2011-08-08 20:12) 

訂正:八代亜紀さんのテレビ番組

八代亜紀さんが過去に出演したテレビ番組、記事中に民放と記載しましたが、NHKの誤りでした。以下、抜粋です:

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BSスペシャル
世界 夢の音楽競演 八代亜紀/ミージアポルトガルの舟歌

放送日
2001年8月8日
チャンネル
BS 2

主な出演者
八代亜紀
ミージア

番組内容紹介

演歌歌手の八代亜紀は、「舟唄」がポルトガルの伝統音楽FADOに似て
いるといわれたことから関心を持ち、ポルトガルを訪れることになった。
FADOを育んだポルトガルの各地を探訪し、FADOの女王といわれた
アマリア・ロドリゲスの後継者ミージアとの”夢の競演”を果たす八代亜
紀の姿を追う。
 ナレーター 小倉久寛

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さすが、NHKです。
以上、
by 訂正:八代亜紀さんのテレビ番組 (2011-08-09 05:08) 

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