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マラッカに入る。 [移動]

Lavender St., Singapore(シンガポールのラベンダー通り)から、午前8時のMelaka(マラッカ)行きのバスに乗車。バスは市内を抜けてJohor Baru(ジョホバル)への国境となる橋に向かった。

 

 

 

SingaporeからJohor Baruには二本の橋があるが、このバスがどちらの橋を使うかは到着するまで分からなかった。だがバスは市内を抜けてJurong Industrial Park(ジュロン工業地帯)を走っていくので、恐らく新しい方の国境橋なのだろう。

Jurong Industrial ParkはSingaporeの西の外れの方にある工業地帯だ。欧米系、日系などたくさんの会社がある。ここは過去に何度も仕事で通った場所だが、バスの車窓から見える社名などの風景が懐かしい。

そのJurong Industrial Parkを抜けると国境の橋はすぐだった。出発して一時間もしないでの到着だ。

この国境橋はTuas Second Link(チュアス・セコンド・リンク)という名称のようだ。

何年も前にSingaporeからJohor Baruに渡ったときには確か違う橋を使っている。そちらはJohor-Singapore Causeway(ジョホ・シンガポール・コーズウェイ)と呼ばれているらしい。このTuas Second Link, 自分にとっては始めてだが、1998年には使用開始されているらしい。

橋をまたぐ国境通過でも二段階の検査が行われる。最初は橋を渡る前のSingapore側での出国審査、次は橋を渡ってからのJohor Baru Malaysia側での入国審査だ。

それぞれの検査は一旦バスを降りて行われる。Singaporeの出国検査で荷物を検査したかどうかは定かではないが、Malaysiaでの入国審査では、荷物も持って一旦バスを下車し、パスポートチェックと荷物検査が行われた。乗客が検査を終えて戻るまでバスは待っててくれるが、初体験では焦るものである。

日本では味わえない陸路での国境越え。それも全長たかだか数KMの橋を渡るだけの短時間での国境越えは、何故か胸がどきどきして楽しいものだ。

tuas gate 1.jpg

tuas gate.jpg

second link.jpg

Malaysia側の税関は、Singapore側の税関に比べて、静かでひろびろとして、のんびりとした雰囲気が感じられた。お国柄なのだろうか。税関施設を出た後も、まわりをだだっ広い緑に包まれたハイウェイがしばらく続く。


second link malaysia side.jpg

小さな島国で都会のSingaporeから、豊かで広い国土のMalaysiaに入国したことが、周りの景色からも改めて実感させられる。

Malaysiaに入国したのが午前9時30分程度。Melakaまでは約200KMとのサインが見える。途中、11時頃に一度レストランで休憩を取る程度で、バスは順調に走り続けた。前夜、前々夜とほとんど寝ていないせいもあり、道中、エアコンの中でかなりの時間を心地よく寝て過ごした。

Melakaの街にバスが入ったのは12時半程度だった。ここまでの道中、主にヤシ畑の緑の平原の風景ばかりだったので、Melakaの街の景色が新鮮に見える。

方向感覚が定まらない中、バスは街中へと走り続けているようで、いつのまにかバスターミナルへと到着した。このバスターミナルはMelaka Sentral Terminal (マラッカ・セントラル・ターミナル)と呼ばれているらしい。通りの向こうに大きいTESCOのスーパーが見える。

到着時刻は午後1時程度。SingaporeのLavender St.を午前8時に出発しているので、約5時間で到着したことになる。20S$ (1S$=65円として約1,300円)で、SingaporeからMelakaへと快適に移動できた。

まずはこのバスターミナルで、次の目的地であるPenang(ペナン)行きのバスチケットを買うことにした。勝手が分からなかったが、出発バスターミナルらしい建物に各バス会社のチケットブースを見つけることができた。

Penang行きのバスを探しているむねを、客引きらしい人に告げると、インド人女性がいるブースに連れて行かれた。36.2RM(大体900円)とのこと。その女性からバスの写真を見せられ、「良いでしょう...」という感じで薦められる。特に問題もないものと考え、このバスのチケットを購入した。

その後、早速、宿のあるダウンタウンに向かおうと思うが、ダウンタウンへの行き方が全く分からない。WEBで予約した宿の地図をコピーして持っていたが、どうも方向感覚が掴めない。歩いていけるかなと思い、地図に示されるストリート名を、周りの道路の名前と照らし合わせるが、どうも分からない。

半ば途方にくれていると、中国系のおじさんが「どうしたのか?」と助けにきてくれた。宿の地図を見せて、どうしたら行けるか?と聞くと、とても歩いては行ける距離ではないと言う。Sentral Bus Terminalに戻って、赤いバスを使えという。そのバスを使えばダウンタウンまで乗せていってくれるらしい。後で分かることになるが、この赤いバスがPanorama Melakaという街中を走る市内バスであった。

Sentral Bus Stationに戻り、赤いバスを探し、乗り込む。料金は1RMとのこと。

乗客は現地の人達がほとんど。マレー人の人達、インド系の人達、中国系の人達。いろんな人達が見れて面白い。バックパッカーらしい欧米人も何人か乗っている。


melaka panorama melaka bus.jpg

全く土地勘、方向感覚がないままバスに揺られていると、20分ほどでダウンタウンに入ってきたようだ。確かにバスを教えてくれた中国系のおじさんが言っていたように、歩いたならば相当の距離だっただろう。

街の中心部、観光の中心部と思われる場所をバスは通過した。後で、この場所はA Famosa(ファモサ要塞跡)と分かるが、この場所を起点として宿のWEBページの地図と首っ引きで宿の場所の検討を付け始めるが、やはりどうも分からない。


melaka welecom sign.jpg

「えい、ままよ。」とバスに乗り続けていると、バスに乗っていた中国系のおじいさんが、「お前、あっちだ、あっち!!」という感じで、とある方向を指さすではないか。どうも自分が見ていたWEBページのコピーを見て、この宿の場所を教えてくれたようだ。

直感的に、この場所の近くであろう、とバスを最寄のバス停で降りることにした。

だが、それでもまだ宿の場所と方向が分からない。何人か現地の人に道を尋ね、ようやくと宿に辿り着いた。バスを降りてから、ゆうに30分は歩いたであろうか。

宿の名前はKancil Guest House。

まずは宿に到着した。

 

 

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