輪行ライド:那智が丘 - 鳴子温泉 [自転車]
2017年10月1日の日曜日の朝、7時半。今朝は家族で一番早く、それでも7時少し前程度の遅目に起きて、週末ではあるけども、いつもの日課の洗濯を始めた。目覚めた時に脚全体に疲労を感じたが、いつものライド翌朝のそれよりも少し程度が強く、昨日のダート登りのせいであろうと一人納得したりした。ダートの登り、特に昨日のような砕石敷きの不安定なダートの登りは結構身体を使うと思う。外は晴れ。昨晩に帰宅して、嫌な臭いが定着する前にと濡れたシューズをざっと水洗いしたが、さっき日の当たる物干し竿に移動してあげた。やはり昨晩に水洗いしたカッパは朝から差す強い日差しですでに乾いている雰囲気だ。
昨日の輪行ライドの行き先は鳴子温泉。そのうちに鳴子・鬼首を通って秋田に行ってみたいとも思っているので、方角的に何となくそちらに興味があるのだが、そのルート検討で田舎道として選びたい道がGoogleMapではほんの少し切れている。そこで、その道が本当に行けるのかどうかの興味。また、ライド後に温泉に入ってさっぱり輪行して帰ってくるという贅沢を味わいたいという気持ち。そして、おまけ的に、映画「春との旅」(監督・小林政広氏)で、徳永えり演ずる「がに股歩き」の孫娘に付きまとわれながら、行き場の無くなった自分の老生の場所を探し求め、東北の方々に散らばる兄弟を訪ね歩く祖父役の仲代達矢が、淡島千景が演ずる姉が切り盛りする鳴子の旅館を尋ねる、その旅館を見てみたかったのだ。
県道267号線
GoogleMapなどで見ると、加美郡宮崎町から大崎市鳴子温泉川渡温泉に抜ける県道267号線が途中で切れている。ネットで調べたりしたが良く分からない。しかし切れている区間はあっても数百メータ程度であろうし、自転車では行けるのではないか?そう思って行ってみた。結果になるが、所謂、砕石敷きの林道区間で道そのものとしては川渡温泉に抜けることが問題なく出来た。しかし斜度のあるダートの非常に走りづらい道であった。今朝実走したマップで調べてみると、林道の区間は6km程度しかないが、それなりに斜度がきついところもあり、一度は100m程度を押し歩き、数回の休みを入れながらの走行となった。砕石敷きなので泥道は殆ど無く助かったが、斜度のある砕石敷きの道は非常に走りづらかった。マウンテンバイクなどで走れば楽しい道であろうし、San Francisco近郊に住んでいた時に時々走ったSkyline Blvd.周りのトレールを思い出すような林道だった。ここでも26CのGravel Kingの威力発揮である。こんな道を普通のロードバイクで抜けるのは至難の技だろうな、と思います。
実走ルート
ダート区間は当ルート図で68km地点より73km地点の約5km程度、しかし標高差は220m程度あり平均斜度4%程度です、砕石敷きの道を…
↓昨日はこんなウェアで走行。しかしアームウォーマーはすぐに外した。
↓黒川郡大和町の田んぼ脇でルート確認時。
そう言えば、この時に思ったことが「昔はこんな天日干しが殆どだったよなぁ~」そして「あれ!!昔って何年前?50年前?げっ!!半世紀前じゃん!!」と一人笑い
↓以前、寒河江に抜けるときにも一休みした加美郡加美町の龍川寺(りょうせんじ)。国道を東方面から西に進むと大分遠くから立派な正門が見えて結構良い眺めです。
↓加美郡宮崎町で一休み。後ろの山は薬莱山
↓いよいよ県道267号線に入り、標識にも鳴子までの距離出ているので「抜けれるじゃん!!」喜んだが…
↓ここ最近は稲刈りの季節です
↓猿のお出まし。カメラを向けた途端に山に逃走
↓道路にまで進出しているパンプキン??西洋かぼちゃ??
↓そして、林道のお出まし
↓林道走行中の概ね1時間少し、全く他の車両の通行なしの一人ぼっち。流石に薄気味悪いし、間違いなくいるであろう熊も怖いので、チャイムを頻繁に鳴らしながら走りました
↓まだダート区間は続いていたが牧場らしき場所に出て大いに安堵
↓少し下ると馬もいた
↓ずっと下って川渡温泉の街中が見えて、さらに安心。でも、結構強い雨に降られ始めていてすでにカッパも着ていました
↓鳴子温泉駅でまずは記念撮影
↓どこで輪行状態にしようかと少し悩んだが入る予定にしていた温泉・早稲田桟敷湯の隣が郵便局で、雨を避けながら、その軒先で輪行収納させてもらいました
期せずして鳴子温泉は街あげての音楽祭をやっていて、郵便局の局員さんもその関係か何人かいらっしゃいまして「アチャ~」と思いましたが、ご親切に軒下を使わせて頂きました。ありがとうございます。
↓早稲田桟敷湯に入ってさっぱりしてホールで記念撮影。
早稲田桟敷湯は鳴子峡に子供達が小さい時に遊びに来て、その帰りに入って以来。今写真を見たら10年振りでした。
↓こちらが「春との旅」のロケ地の大正館(の跡地と言うべきかな)
↓鳴子温泉駅でもコンサートが。お弁当を食べさせて頂きました
↓陸羽東線・鳴子温泉駅、小牛田で東北本線乗り換え、仙台で同東北本線乗り換えで南仙台駅に到着
↓残念ながらお迎えは無しで南仙台駅から自走して自宅に帰着
以上、
追記:因みに、鬼首から秋田に抜けてツーリングする際には、このダートは絶対に使いません。
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