赤いジープに黄色いレインジャケット [滞在生活]
8月19日の水曜日の朝。
毎朝車で通勤するときは道路脇の温度表示を興味深く見る。馴染みは名取市の高舘にあるJA学園宮城前にある温度表示計。
ここ最近の暑い日々の間は「さて、今朝は27度か26度かなぁ~」などと思って見ていたが、今朝は22度まで下がっていた。秋に向けて確実に気温は下がってきているようだ。
昨日の午後は早めに職場を切り上げてお仕事で使う電子部品を買うため長町富沢に車で向かったが道中はかなり暑かった。仙南の道路脇の温度表示は確か33度を指していたような。それでも、暑い盛りの最近のいつぞやは37度の表示もあっとたと記憶しているので、それに比べれば大分ましではあるが、それでも昨日は暑かった。
車のエアコン(AC)であるが一人で運転しているときはよほどの事はない限り使わず暑いときは窓を開けて運転する。今朝などは腕に感じる風が少々涼しすぎると感じたほどだ。
いずれ、ACを極力使わないのはかなりの部分で自分の意固地な性格がある。地球全体の温暖化が実際に進んでいるのかどうか諸々の考えや説はあるようだが、人類が至るところでACを使うようになったらやはりまずいんではないだろうか、などと。東京などの大都市で車や住居などで使うACの発熱量やエネルギー消費量は如何程のものなのであろうか、などと考えたりするのだ。
昔、工業高校を出てすぐに電気メーカーに勤めた際、その当時はかなり進んでいたクリーンルームが一部の生産ラインに使われていた。ある打ち合わせの席で上席の方が「鶏小屋みたいな環境でずっと仕事をしていると...云々」と言ったのを聞いて、なるほどな...と思った事を良く覚えている。つまり、管理された空調の環境下に人間がずっといることへの不思議さというか懸念というかおかしさを込めての言葉だったろうが、そうだよな、と自分も思ったわけだ。
クリーンルームとAC利用状況は関連などないが、人間の快適な環境を求め続ける習性と、それに慣れてしまう習性と、地球の環境システムへの影響は、などと結構考えさせられる事なのだ。
30年近く前に一人で北米・ハワイを旅行した際、マウイにウィンドサーフィンを楽しむため1ヶ月かそこら滞在した事があるが、ある日、滞在していた南のキヘイから北の空港近くのビーチに赴き、その帰り道、雨降るなかを車で信号待ちをしていると、右側から赤いジープが走ってきたが、雨なのに幌が下ろされてなくて、運転手の方(女性だったな)が黄色いレインジャケットを着て運転していたのだ。その赤いジープそのものがかなり古くて幌などもないのだろうとすぐに気が付いたが、雨中でもああやって運転している姿にそれなりに感動してしまった訳である。いま風に言うと「エコやなぁ~、格好エエなぁ~」となるだろうな。
以上、
2015-08-19 07:42
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