ごめんね、T7000。雨中ライド。 [自転車]
今日はライドするつもりはさらさら無かった。悪天候であろうという見込み。しかし、朝寝坊して8時少し前に起きてみると意外や意外、雨が降っていない。ご飯を食べていると少し空も明るくなってきた。気象庁の気象衛星の最新画像を見ると、確かに低気圧の大きい渦が見えるが、すでに仙台平野は東に抜けようとするその渦の尻尾がかかっている程度。
さてさて…と、俄にライド欲求が生じ始めた。目的地はシェルコムせんだい。自分の予定表にはそこで土曜日と日曜日に開催される予定の自転車の試乗会がちゃんと書き込まれていたのだ。
しかし、そんなこんなしていると雨がやはり降ってきた。雷もなっているではないか!!
でも自分の意識の中には気象衛星で見た仙台平野にかかる低気圧尻尾のイメージしかない。ふん、大丈夫、これからは天気は回復方向さ、とたかをくくっていたのだ。これには朝のラジオで聞いた、石巻方面に出されていた警報が解除されたいうニュースも大きく影響していた。
いずれ雨中のライドになることは間違いないので、T7000の登場をお願いすることとした。
古参のT7000には申し訳ないが、新人で且つ高価な身請け料で我が家に迎え入れたT3.1 (Trek Madone 3.1 2012年型のローグレードのロードバイク)を雨中で使うには抵抗が大きすぎる。 (T7000とはTrek 7000のことで20年ほど前にサンフランシスコ近郊駐在中に買ったMTB。詳しくはこちらに - http://travelling.blog.so-net.ne.jp/2013-02-09-1 )
今日はライドするつもりがなかったので洗濯に出していたパールイズミのアンダーウェアとdhbのビブを乾燥機で乾かし、その上には登山用のカッパを着た。
頭にはサイスポの付録で付いてきたサイクルキャップをかぶり、その上にBontragerのSpectorヘルメット。靴はMTBと一緒にかった20年選手のSpecializedのMTB用シューズだが、買い物ビニール袋を足に被せてから履いた。さらにカッパのバタつきを防ぐ意味でも同じく登山用のスパッツも着用。
まぁ~、こんな風に濡れないように重装備はしたものの、結局は汗をかいて中から濡れてしまうわけだが。さらには靴下も結局かなり濡れてしまった。Wiggleで防寒用にCraftのオーバーシューズは購入して重宝しているのだが、やはり如何せん雨では濡れてしまう。欲を言えば雨用のオーバーシューズも欲しいところだが。因みに手袋はもう濡れるのを覚悟していつもの普通の手袋とした。
T7000にも持ってはいたもののずっと付けていなかったマッドガードを付けた。自分用というよりは盛大にあがるであろうタイヤからの水しぶきを低減するためだ。
雨中のライドは最近では二回目だ。1回目も可哀想にT7000だったが。実はその前回の雨中ライドで結構な楽しさを味わったのだ。自己満足以外の何物でもないであろうが、雨でも走っているぞ、俺は!!的な得意な気持ちとでも言おうか、ストイックな喜びなのだろうかな…
今日もおんなじ。シェルコムせんだいに向けて、雨の中、雨を受けながら、サイスポのキャップのツバから滴り落ちる雨水を見ながら、タイヤから上がる水しぶきを受けるマッドガードを見ながら、カッパにあたる雨の音を聞きながら、たんたんと、ただたんたんと走ってきた。
距離: 45.15 km
タイム: 2:39:20
平均スピード: 17.0 km/h
高度上昇値: 214 m
カロリー: 1,091 C
平均気温: 13.5 °C
それで、見込み違いが二つ。
一つは、シェルコムせんだいでは試乗会が無かったこと。そりゃそうだ、こんな天気で試乗会など出来るはずがない。ブース程度は出ているかとは少し期待はしたのだが、自宅に帰って関係のサイトをネットで調べると開催場所は屋内ではなくて戸外の駐車場のようだった。いずれ、さほどもがっかりしていない。この試乗会に行くというのは、雨中ライドするためだけの理由だったのだから。
ところで、途中ユアスタの前を通ったが、ちょうどベガルタの試合の真っ最中のようで応援の声が道路までも大きくこだましていた。それを聞いて自分も自転車に乗りながら大きく腕を振り上げて、とはやはり恥ずかしくて出来なかったが… またシェルコムせんだいの隣にはベガルタの事務所もあることを発見。ここに社長のSさんもいるのだろうか?前は県庁近くの魚新基ビルだったが。
もう一つの見込み違いは天気。回復するであろうという自分の思い込みはどこへやら、雨は激しくなる一方でシェルコムせんだいに到着する頃には本当に土砂降りになっていた。まぁ~、これも愛嬌だ。
体も濡れたし、寒かったし… 風も強かったし、でも雨中ライドは楽しい。今日もそれを感じた。出来ればシクロクロスバイクが欲しいなぁ~。そうすればもっと快適に、早く、安全に走れると思うが、まっ、夢だな。T7000にはこれからも現役で頑張ってもらわねば。
↓ 重装備の自分を撮影。
↓ マッドガードを装着したT7000号。雄々しくて立派な姿だ。
以上、
2013年4月7日 日曜日 午後6時近く。自宅の居間で。
ご飯をかっこんで、熱いシャワー浴びて、パジャマに着替えて、ホットココアを飲んで、今は冷たいアイスティーを飲みながら、アリスの「遠くで汽笛を聞きながら」を聴きながら。
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