Ronbinson FallsとBOHガーデン(ロビンソン滝とボー・ガーデン) [観光]
6月6日(土曜日)
昨晩の眠りは細切れ。しかし眠れる事は眠れる。ペナンで眠れなかったのはやはり暑さか。明け方には本当にぐっすりと眠れた。起床は目覚ましで7時。洗濯して電源のあるポーチでPCをする。日中は他の泊り客が占有しているが明け方は空いている。お湯も見つけたのでミロを飲む。
午前10時少し前に宿を出る。途中、雑貨屋さんで食料としてスナックを買う。中国系と思うがその店のおばさんが日本語を少し話した。日本の商品も置いてあるので、現地滞在の日本人の人たちがお得意にしている店なのかもしれない。
今日はバスに乗って北のBOH(ボー)およびBrinchang山(ブリンチャン)に行ってみるつもりである。まずはバスターミナルに行った。
こちらの建物がバスターミナル。
乗ろうと思ったバスが故障している。暫し待つがどうも直る気配はない。
急遽予定を変更して、Robinson Falls(ロビンソン滝)と南のBOHに行ってみる事にした。
Robinson Fallsの入り口はこのバスターミナルから少し歩いたところにある。
MARDIという施設で何かと思ったら、Malaysian Agricultural Research & Development Institute(マレーシア農業研究開発機構)の略であった。
こちらのこのような名称にはマレー語と英語がごっちゃになっているのでひどく分かりづらい。マレー語はさっぱり分からないので出来れば英語に統一して欲しいのだが。
MARDIを過ぎて少し行くと分岐路になっている。滝は右の道だが、標識は出ていない。
ここのトレイルは#9というものらしい。ここに来て漸く、それも相当にくたびれた標識が出てきた。
トレイルの入り口にはブラックベリーが栽培してあった。
最初小さい滝が見え、それがRobinson Fallsと思ったが、少し歩くとこの大きな滝が出てきた。標識がないので定かでないが、これがRobinson Fallsだと思う。
動画も撮って見た:
暫く歩くと道は結構荒れてくる。
分岐路になっていて、地図の通りと思って進んでみると…
一見廃屋かと思ったが良く見ると洗濯物も干してある。道はこの家に続いているようだ。しばし躊躇するがまずは行ってみる事にする。
すると犬が数匹吼えながらやってきた。まずい、噛まれる、と思ったがそのうち数匹はじゃれてくるのみであった。良かった。
そうすると現地人らしい老婆が現れた。英語はどうも通じそうにない。「This way?」(こっち?)と指差しながら言うと、どうもそうらしい。しかし、その先に続く道を歩いていくとまた元の道に戻ったようである。 結局はこの家への進入路だったのであろう。地図もちゃんとしていないし、看板・標識も出ていないし、大変だ。
道もあまり整備されている気配はなく、ブッシュを藪漕ぎして歩く始末。
漸く視界が開けると畑が広がっていた。
そのまま歩いていると畑の中の道となる。
ここでもまた犬が吼えながらやってくる。またかぁー、と思うとこの犬もじゃれてくる。T-shirtsとズボンに泥を付けられてしまう。
その犬の子供たちと思われる仔犬ら。きゃんきゃん、きゃんきゃん、それはそれは吼える吼える。
農家の軒先を失礼して道に出るとこの看板。ここからは舗装路でBOHに向かう。
滝の入り口が10時50分くらい。ここに到着したのが11時50分なので、寄り道はしたが大体1時間位のトレッキングだった。さて、楽しかったか?と自分なりに振り返ると、仮に自分が熱帯生物なりをフィールドで研究しているのであれば、少しは楽しいかも、といった感じである。
ここCameron Highlands(カメロン・ハイランド)はインターネットなどで見るとこのトレッキング(Jungle Walkとも呼ばれているらしい)が一つの観光の目玉らしいが、ここと、それと前のParit Fallsのトレイルを歩いた感じでは自治体なりがあまりこのトレッキング路の整備に力を入れているようには見えない。安全にも関わるのでせめて標識程度はそれなりにして欲しいものである。またこのトレイルでも他の歩いている人は殆ど見かけなかった。薄暗いジャングルの道を歩いていると、男一人でも少し心細くなるものである。
ところで、このトレイルを抜けたところで、インド人の男性がその子供と一緒に話しかけてきた。親しげに「Where are you from?」(どっから来た?)などと聞いてくる。「Are you going to BOH?」(ボーに行くのかい?)と聞かれたので「Yes」(はい)と答えると、「I'm waiting here for the people like you. There is a long distance and very steep road to BOH.....」(自分はあなたのような人をここで待っているんだ。ボーまではとっても遠くて、急な道があった...) 結局、このトレイルの出口で待ち伏せして客を拾い、BOHまでの車賃を稼ぐ商売であった。値段は聞かなかったが聞いてみれば良かったと後で後悔する。
BOHに向かって両側に畑を見ながら進むと立派な家が。手前の荷台はどのような経緯で日本からここに辿りついたのだろうか。
先ほどの立派な家と比べると極端に見劣りする掘立小屋。この農場で働く小作人の人が住んでいるのだろうか。
いろんな種類の作物を栽培している畑が続く。
暫く歩くと、山一面に茶畑が広がる風景が現れてきた。
この門は一体なんなのか?門の向こうには特に何もない。BOHの集客力を見込んで何かを作ろうとして、そのまま終わったとか…
BOH Estateへの入り口。
BOHの敷地内は道路が極端に狭くなる。警笛鳴らせの標識があるが、地元の人は警笛を鳴らすのが楽しいのか、必要がなくてもプープー鳴らしていた。
近くで見る紅茶の葉。
山全体が紅茶畑になっている。
こちらのロッジは恐らくBOHで働いている人たちの住居と思う。
働いている人たちは殆どがインド系の人であるように見える。
東インド会社の流れで、このBOH(イギリス人が創設)とも繋がっているのだろうか。
道はTea Shopの先にも延々と続いている。このような施設もあるらしいが、流石にそこまでは止めておいた。
山の谷間もすべて茶畑である。
こちらがTea Shop
見晴台が上にある。
見晴台から見たBOH工場の全景。
Tea Shop(茶店)のドリンクメニュー。
Ice Tea(アイスティー)を飲んだが美味しかった。RM3.0.
Tea Shop内は地元観光客でかなり混雑だった。
当然各種の紅茶も販売している。
値段を見るとペナンのGAMAよりも若干高かった。
こちらLychee with Rose(ライチとローズ):
Tea Shop - RM 8.9
GAMA(ガマ) - RM 8.3
Ice Tea
Tea Shop - RM 9.3
GAMA - RM 8.9
これはGAMAで売っていなかった。
Clove and Cardamon (クローブとカーダモン)
RM14.5
BOH人形
RM 24.9
Tea Tree。(茶の木)
ざざっと見て帰路に着く。大体40分位の滞在か。帰路は一度見た風景なので畑を眺めながらの単調な下りとなる。途中、農家の放し飼いの犬数匹に激しく吠え立てられる。今度はじゃれつくという感じではない。犬が不得意な人や、襲い掛かってきた時に蹴飛ばしてやるくらいの気持ちがない人は一人で歩くのは遠慮した方が良いかもしれぬ。大体、こんなところを歩く人は滅多にいないであろうが。
道路際の見事な段々畑。
午後3時近くにこのHabuという場所の幹線と合流した。
ここでバスを待つ。地元の人が立っていて、聞くと間違いなくバス停だという。しかし標識の類は一切ない。Tanah Rata(タナ・ラタ)までの運賃はRM1かRM1.8とのこと。しかし40分程度待ってもバスは全く来ない。タクシーが通りかかり一人RM3.0でTanah Rataまで乗せていってくれると言う。結局、この地元の人に一緒に乗ることに。
帰りの道路沿いにCameron Bharat Tea Plantation(カメロン・ブハラット・ティー・プランテーション)という別の茶畑を眺めることが出来た。BOHに比べると規模は小さめに見えるが似たような景色である。幹線沿いなので見学にはこちらが便利だろう。
ホテルに戻ってシャワー・洗濯をし、夕食を取りに行く。商店街を歩くがどこも似たようなものであまり食欲が湧かない。 少し離れた商店街の裏側に中華料理屋があることを思い出し、そこに行ってみることにする。
Restoran Ferm Nyonya(レストラン・ファーム・ニョニャ)という店。
Yung Chang Fried Rice。 (ヤンチャン揚州 チャーハン)
野菜炒め。(ミニレタス?)
この二皿と中国茶でRM11.5だった。美味しかった。
10時頃に眠ろうとするが、足が疲れたのかなかなか眠れない。しかし知らないうちに眠っていたようだ。やはり涼しいところでは横になっていれば眠れるようだ。
さて、6月7日(日曜日)の今朝は曇り空だ。朝方には雨も降っていた。北のBOHとBrinchang山に行きたいが、今日は止めておこう。
2009-06-07 12:46
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